帰ってきた!いけちんのずれずれ草

12年間続いた、ずれずれ草が帰ってきた!

まだ、いろいろ、ありました(笑)

日テレのある汐留を走り抜けるも、

ここは高いビルばかりで、歩行者に優しくない街。

歩道もそこそこに、歩道橋みたいなものばかりで閉口する。

なんとか走り抜け、第一京浜に出る。

出てきたカドには日比谷神社。ここも由緒あるお宮。

その先には、RUNには関係ないがJRAWINS汐留がある。

今日は土曜日で競馬はやっているものの、

この時は馬券が買えたかどうか記憶にないが、

中に入ってトイレを借りた(笑)。

そのまま、第一京浜を南に下る。

当時の面影は全くなく、無機質な街をただただ走る。

ようやく、浜松町近くの大門の交差点に差し掛かる。

お昼は過ぎて、だいぶ腹が減って来た。

東京マラソンならバナナやトマトや

チョコレートなどいただけるのだが、そんなわけにはいかない。

金杉橋近くのセブンイレブンに入って昼食休憩。

何を食べたか全く記憶にないのだが、

すこし時間を使ってもぐもぐタイム

落ち着いてからまた走り始めるも、

もう速く走ろうなんて微塵にも感じない。

街RUNの醍醐味を味わうかのように、

好きなように走る。というかほぼ早歩きか?(笑)。

そのまま南へ下ると道は右の折れ、

その先に、日比谷通りと合流。田町駅前付近。

ここからは、東京マラソン箱根駅伝のコースに入る。

田町駅前は人通りが結構あり、走りにくい。

いや、歩きにくい(笑)。

ようやく抜けると、泉岳寺はもう少し。

ここで、東京の史跡を見る。

高輪大木戸

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分かりづらいが、石垣が見て取れる。

ちょうどここが、江戸の南の玄関口。

ここに大木戸(門)を設置し、夜中は江戸の中に入れないし、

出ることもできない。治安や交通規制のために設置されたらしい。

「ああた方、帰れるもんなら帰ってごらんなさい、

 大門で止られらぁ」

明烏を思い出す。(笑)

義士たちがここを通過したのは、もう開いていたはずなので、

大木戸で止められることはなかった。

ここを過ぎ、次の信号に差し掛かると泉岳寺の交差点。

右折し坂を駆けあがり、やってきました主君の眠る泉岳寺

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ようやく到着。時間にして2時間ちょい。

本所からかけてきました。いや歩いてきました(笑)。

義士たちは、命がけで戦って、

そして、歩いて泉岳寺まで来てホンにご苦労様でした。

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山門に到着。討ち入り時期なれど人はまばら。

墓所に入る時、お線香を売る係の人が入口に待ち構える。

「お線香をどうぞ」と声を掛けてきたが、

こちとら10数kmのRUNで、

必要最低限の持ち合わせしかないので買うつもりはない。

黙ってスルーしようかと思ったら、

「お参りしないんですか!」と、ちょい切れ気味で言われた。

なんだこいつ!!!

ちょっと振り返り。いや、にらみ返し、

強欲寺院の在り様を目の当たりにする。

線香をくべないとお参りできないのか?

「お気持ちですから~!」と、言ってやろうかと思った。

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大石内蔵助良雄(おおいしくらのすけよしたか)の像

大石さんこの寺どうにかなってますよ(笑)。

しかし、あんたはえらい!

元禄後のこの国の精神支柱を見事に共有させた。

まぁ、本人はそこまで考えてはいなかったと思うが、

結果的にそうなったと言っていい。

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大石内蔵助墓所。享年45歳ときたもんだ。

あっしは、すでに10年も齢を重ねてる、、、

でも大変いいRUNができました。

また、機会を見つけて走らせてもらいます。

今度来るときは、自前の線香を持ってきます!

それが墓参りってもんだよな。

 

(つづく)