帰ってきた!いけちんのずれずれ草

12年間続いた、ずれずれ草が帰ってきた!

HULA GIRL

映画「フラガール」を見てきた。
今やフラダンスは空前のブームだそうだ。
ウチの近くにもフラのスタジオがあるし、
東京MXTVでもフラの番組をやっている。
確かに映画を見に来ている他の客は
フラをやっていそうなおばさん(?)方が多かった。

もちろん私はフラダンスをやるわけでもなく、
牧伸二高木ブーのようにウクレレを弾くわけでもない。
自分としては、この映画の舞台である「いわき」が
気に入っている土地であるため、映画になると聞いてから
楽しみにしていた。
仕事で年に2~3回くらい訪れる私は、今春だったか
小名浜港の「ららみゅう」という土産センターのような所で
いつもお昼を食べるのだが、
そこに「南海キャンディーズしずちゃん主演!?」という
フラガールのポスターがあった。
もちろん冗談だったのだが常磐ハワイアンセンター設立の話
ということを知り、「なるほど面白そうだ」と興味を持った。
実はしずちゃんが主演というのはつい最近まで信じていたのだ。
思いこみは恐ろしい。
それが松雪泰子だとを知り、お笑いでなくて
普通の映画だという認識ができたおかげで
よけいに見てみたいと思った次第。

さて映画の方だが、面白かった。
ベタっぽい作りは感じるが、感動もしたし楽しめた。
ただ、タイトルにある通りフラダンスに挑戦する
炭坑の娘たちの話が中心ではあるが、
福島の浜通り。雪はあまり降らないとはいえ、冬寒い東北。
そんな炭坑から常夏のハワイという発想は
一体どっから出てきたのか?
映画はハワイのプロジェクトはすでに
進行している所から始まっている。
欲を言えば、誰がどうしてどのように考えたか
その辺のエピソードも入れて欲しかった。
しかし、松雪泰子のダンスもすごかったが
蒼井優が本当にいい!
子役(アニー)からやっている女優さんだけに
演技はうまいし、ダンスも小さい頃からクラッシックバレーを
やっていたらしい。
アカデミー賞の外国語映画部門に出品するそうで、
何もそこまで、とは思ったが久しぶりに見たいい作品だった。

そう言えば、先月も車でいわきに日帰りで行ったのだが、
高速料金所の係員がアロハシャツでお出迎え。
近くにのぼりが立っていて「フラガールを応援しよう!」
って書いてあった。
また、スパリゾート近くの温泉街にも同じのぼりが何本も立っていて、
みんなアロハを着ていた。
ウ~ム、何もそこまで…。