帰ってきた!いけちんのずれずれ草

12年間続いた、ずれずれ草が帰ってきた!

月に帰りました

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ウチで飼っていた
ウサギが(♀6歳10ヶ月)
11/23午後6時半頃亡くなった。
飼いウサギは5年で長寿と言われるそうで、
7歳を前に天寿を全うしたと思う。
子らのために動物を飼う事を決め、
色々と思案したがウチでは
諸事情により犬、猫はNG
鳥や小動物ならと
ウサギを飼う約1年ほど前に
オカメインコを飼ったが
育て方が悪かったのか1週間で死んでしまった。
その後、私は再度インコや飼いやすい
ハムスターなどを提案したが
家族からはウサギが議決されてしまい、
ネットの里親募集に応募して
厚木まで引き取りに行き飼い始めた。
名前を付けたのは上の子。
1週間しかいなかったオカメインコにも
上手な名前を付けていた。
世話もして欲しかったが、
当時はまだ小学校前、エサはあげるが
掃除などはまだ出来ない。
結局親が色々と腐心する。
私の手のひらにおしっこをしたり、
本や雑誌、電気コードは
かじられ(食べられ)ボロボロ。
いい加減、ケージから禁出令を出すも
子らは言う事を聞かない。
その辺にフンがコロコロ落ちているのは
もう慣れてしまった。
そんなウサギだったが
結構子らの癒しには役に立っていたようで
外から帰ると決まってウサギの様子を見て
声をかける。
だいぶ前だが、
上の子が区のプール教室に応募したところ
抽選会にて惜しくも落選。
外れたショックのまま家に帰ると
ウサギのケージを開け長い時間ウサギを
なで続けていた。

3年前だったかウサギのトイレが真っ赤になっていた。
どうやら血尿のようで、
ウチの近所には幸いにも日本で唯一?
ウサギ専門の動物病院がある。
何回か調子が悪い時連れて行ったが
血尿には少々驚いた。
病名はよく覚えていないが、
子宮が悪いらしく摘出手術をしないと助からないらしい。
手術代だけで10万円(入院費別途)。
子らの手前、「あぁ、いいです」とも言えず
即入院で手術を翌日に行った。
無事成功。
思えば野生であればあの時に寿命は尽きていたのだろう。
しかし、1年ほど前からたまに
後ろ足を引きずったり、
けいれんしたり。よっぽど足に力が入らないのか
クルクル自然とその場で廻ってしまう現象が
少しずつあらわれてきた。
勿論ウサギの病院に行ったが、これに限っては
治療方法はないそうだ。
半年前からはもう後ろ足がマヒして動かなくなり
要介護認定。
最後は自分でエサも水もとれなくなっていった。
迎えた23日、夕食を待っていると
不自由な体を何とか大きく動かしはじめ、
基本的には鳴かない静かな生きものだが
聞いた事もないような悲鳴に近い大きな声を
「キィ~、キィ~」と3回
こんなにあごが開くのか?と思うくらい
大きな口を開け叫び静かになった。
しばらくは息をしていたが
だんだん息をしなくなり死んでしまった。
名付け親である上の子は
珍しく泣いていたようだった。
休日の日にみんな看取られ良かったと思う。
ウサギが死ぬ事を「月に帰る」と言うそうで、
見ると夜空には
まぁるい大きなお月さんが出ていた。