昨日、放射能の雨の中上野動物園へ
雨のせいかパンダの列は少なかった。
自粛ムードの中、上野公園は花見見物も少なく
それでも雨の中シートを広げて
宴をやってる連中もあるがまばらだ。
動物園のサイトによると混んでるときは
入園するまで1時間、パンダ舎に入って見るまでに
1時間以上かかるような事が書いてあったが
入園はスムーズ。
すぐにパンダの列は目に入ったものの
それほど並んではいなかった。
加えて「小学生以下のお子さんは連れの方はこちら」と
何やら列が違うらしく、一般と違って短い列へ。
しかもその列はパンダにより近い列。
しかし、パンダの前ではやはりみんな立ち止まり
係員やガードマンが必死になって
「写真をお撮りになりましたら、少しずつ前へ!
少しずつ前へ!フラッシュ撮影は出来ません!」
とわざわざパンダの正面をさけ脇からそして
しゃがんだ姿勢から叫んでいた。
それを見ながら悠然と笹竹を食べるシンシン(メス)
なにかバカにされているような…
以前のブログにも書いたことがあるかも知れないが
小学生の頃、同じ上野にフランスのルーブルから
モナリザが来たことがあった。
それを何かの拍子で見に行ったが
「止まらないでください!」を
連呼する係員の叫びを一瞬思い出した。
モナリザもパンダのシンシンも
きっとその状況がおかしいに違いない。
(だからモナリザは笑っている?)
オスのリーリーはまだ慣れないのか
落ち着かない様子で部屋の中を
うろうろしていた。
パンダを見終わると雨だし帰ろうとも思ったが
雨の動物園も空いていて趣もある。
いつも子らが利用しているユビキタス解説機器がある。
その端末を借り動物の檻や柵の前にあるマークに触れると
その動物の解説をしてくれる。
それをイヤホンで聴いたり、動画で説明したりする優れもの
貸与料はなんと無料。
いつもは人気で数が足りないようなので
子らだけで借りて私はやったことがなかった。
どんな物かわからなかったが、
今日は空いていて私ら以外には借りている様子がない。
だったらと自分の分もあわせ初めて利用する。
これが結構面白い。
動物園はただ見て楽しむ場所ではなく、
学術研究の場であることが改めて理解できる。
北海道の旭山に負けてから久しく
和歌山にはパンダが何頭もいるらしい。
目黒のさんまよろしく
それでも『パンダは上野に限る』