帰ってきた!いけちんのずれずれ草

12年間続いた、ずれずれ草が帰ってきた!

桐島~ッ!

以前電車男の単行本の帯に
こんな見出しがあった。
「読んでいるとあなたもきっとこう叫ぶ
『頑張れ!電車男』と」

この映画を見たあっしはこう叫んだ
「桐島~ッ!」と
今年の日本アカデミー賞 作品賞をとった
桐島、部活やめるってよ」を見た。
桐島ポスター
作品自体は知っていたが特に気にもとめず
神木君や今や朝の顔となっている
ミス北鉄のユイちゃん(最近グレちゃったね)が
出てる事くらいしか意識してなかった。
賞をとってものすごく気になっていた。
1~2か月くらい前、
あっしの嫌いなTS●TAYAで新作として
出ていたが、1泊2日で高めの新作は
なかなか手が出せない。
それでも見たくなる衝動に、いいや!とばかり
近所のTSUT●YAに行くと新作ながら?、だから?
すべてレンタル中。
違うT●UTAYAを駆けめぐるがどこも同じ。
これはいてもたってもいられないが、
どうしようもない。
気がつけば準新作になっていたが、そのせいか?
数えると20本くらいあるケースが全部カラ。
うわ~、そんなにスゴいのか? どうしても見たい。
先週の日曜、子がTSUTA●Aに別件で行くというので
あったら借りてくるようお願いしたら
何とあっけなくありました。

なかなかネタばれにならないように
書くのはつらいが、本当にいい作品だ。
単なる青春映画と思いきや(まぁそうなのだが)、
奥が深い。
調べると原作者は平成生まれ。
早稲田在学中に執筆したらしい。
見ていてこうした感性は自分にはもう手遅れなのを
実感させるには充分。(当たり前)
特に女子間の微妙な関係は、
あっしら男らは気付く術を持ち合わしてはいないが、
映画の中で表現されると合点がいく。
このことは、いろいろ露出しているので
書いてもいいと思うが、
結局「桐島」は出てこない。
下の名前すら出てこない。
桐島の彼女もどうゆうワケか「キリシマ」と呼ぶ。
で、みんなその桐島に振り回される。
とことん振り回される。半端なく波及される。
主題はそこの面白さだと思うのだが、
それを見ながら昔のこの頃を思い出すには余りある。
主役はまぁ神木君ということになっているが、
あっしは同じクラスの背の高いモテ男
野球部の幽霊部員「ヒロキ」に思えてならない。
ラストシーンも・・・。
見終えてあっしはタイトルのように叫んだ。
きっとヒロキも叫びたかったに違いない。


「桐島~ッ!一緒に日本へ帰ろ~ぅ!」
あれは水島か。(佐田啓二Jr.の作品より)