前回の映画の話はともかく
ここんところRUNと銭湯のブログに
特化してしまった感は否めない。
限定したネタにすることは本意ではない。
逆に最近の休みの日は大した事していない
ということだろう。
7月7日も判で押したように早朝RUN。
田端鉄道Bコースで記録更新をねらう。
序盤、身体が軽く結構速いペース。
「これは行けるかも」と思わすには充分。
鉄道車両が見えてくる道にはいると
ちょっと落ちるが、まぁまぁのペース。
良いタイムが出そうだ。
しかし、中間点を過ぎる頃から
やはりというか、当然というか
胴体の前面の筋肉が硬直し始める。
動きづらくなるので当たり前のように
苦しくなる。
何とかだましだまし後半を走りきり
恐る恐るタイムを確認。
30分30秒。5㎞最速。
確かに記録は更新されたが、
こんだけ苦しくては・・・
序盤はハイペース、
それがたたっての失速を思うと
平均的なペースで、
このタイムを普通に余裕で出せなければ・・・
まだまだ。
そんなこんなで、いつもは朝走っても
特にその日はどうって事無いのだが、
この日は結構疲れた。身体が少し重い。
そう言う時に限って
浅草に買い物があったり、
奥さんがニトリに行きたいとぬかしたり
忙しかった。
帰りの道すがら、いつもの事ながら
今日は銭湯に必ず行かなくてはと思う。
何せ銭湯は心も身体も癒してくれる。
疲労回復にはたっぷりの湯の
大きい風呂が一番イイ。
今回は町屋にある銭湯。
子宝湯。
調べると町屋には現在4つあり、
(以前紹介した新・松の湯は廃業)
他の3つは行ったことがあるので、
まずは未体験の銭湯から。
大体この辺と見当つけて歩いていくと
なかなか見つからない。
今の銭湯は煙突がなかったりするから
上を見上げても探しにくい。
ようやくココかと行き着くと
屋号の表記がない。こりゃわかりにくい。
何でか分からんが緑色のパトライトが点いている。
ここでいいんだよな
と、自分を納得させながら入湯。
番台形式の昔ながらのスタイル。
あっしの前のおっさんが、
手ぶらで入っていったが
銭湯道具は置いていっているのか?
脱衣所の壁側の上には無数の洗面器が並ぶ。
その中には、もちろんシャボンやシャンプー。
何か中身が抜かれそうなシステム。
よく、ひと月いくらで小さいロッカーに置ける
システムがあるが、
ここは恐らく勝手に置いていける勢い。
(これで有料なのか?)
中にはいると、
ペンキ画の銭湯画はあるが、富士山ではない。
渓谷画でちょっとした滝や、
断崖の上に松が描かれいい風情を出している。
よくよく見ると、文字がかすれて判読不能なのが
あるが、辛うじて
平成四年六月●●
岐阜●●●●●
と読めた。岐阜の渓谷画なのだろう。
作者のサインは見あたらない。
何しろこの画の下、三分の一くらいが
湿気にやられて剥げている。
そろそろ書き換えてはと思うのだが・・・
女湯側の壁にはモザイクタイル画が全面にあったが
この前、南千住であった場違いな
アルプスと湖畔の図のタッチにそっくり。
同じ施工業者か?
カラン、湯船ともちょっと熱め。
でもあっしには丁度よい。
しかし、屋号には似合わない客の面々。
昔は若い人でも賑わったのだろうし、
子ども達もいっぱい来ていたのだろう。
しかしそれでも、以前紹介した銭湯が無くなり、
この辺では貴重な存在だ。
客も珍しく10人以上はいたと思う。
帰り道、ちょっと脇を見ると煙突があった。
煙突にはしっかり屋号が記してある。
何で分からなかったのかすぐに分かった。
周りには背の高いマンションが囲うようにある。
銭湯の煙突より高いマンションって・・・
炭坑節ではないが
さぞや煙たかろうに・・・