帰ってきた!いけちんのずれずれ草

12年間続いた、ずれずれ草が帰ってきた!

子宝?  (銭湯17)

前回の映画の話はともかく
ここんところRUNと銭湯のブログに
特化してしまった感は否めない。
限定したネタにすることは本意ではない。
逆に最近の休みの日は大した事していない
ということだろう。

7月7日も判で押したように早朝RUN。
田端鉄道Bコースで記録更新をねらう。
序盤、身体が軽く結構速いペース。
「これは行けるかも」と思わすには充分。
鉄道車両が見えてくる道にはいると
ちょっと落ちるが、まぁまぁのペース。
良いタイムが出そうだ。
しかし、中間点を過ぎる頃から
やはりというか、当然というか
胴体の前面の筋肉が硬直し始める。
動きづらくなるので当たり前のように
苦しくなる。
何とかだましだまし後半を走りきり
恐る恐るタイムを確認。
30分30秒。5㎞最速。
確かに記録は更新されたが、
こんだけ苦しくては・・・
序盤はハイペース、
それがたたっての失速を思うと
平均的なペースで、
このタイムを普通に余裕で出せなければ・・・
まだまだ。

そんなこんなで、いつもは朝走っても
特にその日はどうって事無いのだが、
この日は結構疲れた。身体が少し重い。
そう言う時に限って
浅草に買い物があったり、
奥さんがニトリに行きたいとぬかしたり
忙しかった。
帰りの道すがら、いつもの事ながら
今日は銭湯に必ず行かなくてはと思う。
何せ銭湯は心も身体も癒してくれる。
疲労回復にはたっぷりの湯の
大きい風呂が一番イイ。
今回は町屋にある銭湯。
子宝湯。
IMG_3614
調べると町屋には現在4つあり、
(以前紹介した新・松の湯は廃業)
他の3つは行ったことがあるので、
まずは未体験の銭湯から。
大体この辺と見当つけて歩いていくと
なかなか見つからない。
今の銭湯は煙突がなかったりするから
上を見上げても探しにくい。
ようやくココかと行き着くと
屋号の表記がない。こりゃわかりにくい。
何でか分からんが緑色のパトライトが点いている。
ここでいいんだよな
と、自分を納得させながら入湯。
番台形式の昔ながらのスタイル。
あっしの前のおっさんが、
手ぶらで入っていったが
銭湯道具は置いていっているのか?
脱衣所の壁側の上には無数の洗面器が並ぶ。
その中には、もちろんシャボンやシャンプー。
何か中身が抜かれそうなシステム。
よく、ひと月いくらで小さいロッカーに置ける
システムがあるが、
ここは恐らく勝手に置いていける勢い。
(これで有料なのか?)

IMG_3615
中にはいると、
ペンキ画の銭湯画はあるが、富士山ではない。
渓谷画でちょっとした滝や、
断崖の上に松が描かれいい風情を出している。
よくよく見ると、文字がかすれて判読不能なのが
あるが、辛うじて
 平成四年六月●●
 岐阜●●●●●
と読めた。岐阜の渓谷画なのだろう。
作者のサインは見あたらない。
何しろこの画の下、三分の一くらいが
湿気にやられて剥げている。
そろそろ書き換えてはと思うのだが・・・
女湯側の壁にはモザイクタイル画が全面にあったが
この前、南千住であった場違いな
アルプスと湖畔の図のタッチにそっくり。
同じ施工業者か?
カラン、湯船ともちょっと熱め。
でもあっしには丁度よい。
しかし、屋号には似合わない客の面々。
昔は若い人でも賑わったのだろうし、
子ども達もいっぱい来ていたのだろう。
しかしそれでも、以前紹介した銭湯が無くなり、
この辺では貴重な存在だ。
客も珍しく10人以上はいたと思う。

帰り道、ちょっと脇を見ると煙突があった。
煙突にはしっかり屋号が記してある。
何で分からなかったのかすぐに分かった。
周りには背の高いマンションが囲うようにある。
銭湯の煙突より高いマンションって・・・
炭坑節ではないが
さぞや煙たかろうに・・・