帰ってきた!いけちんのずれずれ草

12年間続いた、ずれずれ草が帰ってきた!

富士見坂の富士山 (銭湯30)

荒川区の銭湯を巡るレポートも
いよいよラストスパート。
今回を除き、あと残るは4湯。
最後は近くの銭湯と決めているのだが、
他の3湯はスーパー銭湯ではないが
ちょっと大型のバラエティ銭湯を紹介する。

今回は普通と言えば普通の銭湯。
三河島にある喜楽湯。
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知る人ぞ知る三河島仲町通り商店街の中にある。
この商店街、安いんで有名で
夕方になるともの凄い人出だった。
残念ながら今は過去の凄さはあまり感じられない。
それでも、前職の職員が仕事の用で
この近くの保健所を訪れた時、
ここの商店街を帰りに通りその安さに驚いていた。
当時大田区に住んでいたのに買い物して帰ったそうだ。

着いて驚いたのだが銭湯の前に無数の自転車の数。
こんなに来ているのか?
銭湯復興を標榜するあっしにとっては
嬉しい限りだが、あまり混んでいるのも・・・
以前も何回かここに来たけどこんなに自転車はなかった。
いつもは4時か5時に銭湯に行くのだが、
この日はちょっと遅く6時前後。
サザエさんが見れなくなるぞ。
フロント形式の番台で湯銭を払い
中にはいると前回の銀座程ではないが
数えると15人くらいいて、子供も3~4人いる。
なかなかのモンだ。
カランの湯は普通。湯を浴び湯船に入るも普通の温度。
入りやすい銭湯だ。
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ここはサウナ(別料金)があるせいか
水風呂も用意されていたり、肩用のジェットがあったり
珍しい小ネタがある。
しかし、ガラス張りの部屋があり
森のミストの部屋みたいで
森林浴の気分を味わえるようだが
入ってみても何となく・・・
お陰で立派な銭湯画の富士山画があるのに
見えにくくなってしまっている。
まるで日暮里の富士見坂の富士山のようだ。
あっし的には富士見坂の富士はだいぶ前から終わっているが、
その内銭湯でも富士山は消えてしまうのだろうか?

しかしながらこの辺の住民はまだ銭湯に愛着があるようで
喜ばしい限り。
週末に銭湯に出掛け、
来る月曜からの週に備えるのも悪くはないはずだ。

最後に一つ銭湯ネタ。
銀座の銭湯に行った帰り、
日暮里駅前のあの三助がいる銭湯「斉藤湯」の前を通ったら、
な、な、なんと
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解体工事。
えっ、廃業?と思いきや
建築計画のお知らせを見る限り「公衆浴場」とある。
しかし、しかし、帰ってから
荒川区の銭湯で唯一HPを持っている斉藤湯を調べたら、
もちろん休業の案内があり、約1年間お休みするようだが
驚いた事にあの三助さんが昨年末で引退していた。
もうお歳もお歳なので不思議ではないモのの、
銭湯文化の一端を担っていた生き証人だけに、
ちょっと残念。