帰ってきた!いけちんのずれずれ草

12年間続いた、ずれずれ草が帰ってきた!

古~墳2014 〈4〉

101号墳を後にして岩屋古墳を目指す。
駐車場脇の木陰の道を行くと
気温が35℃あるとは思えないくらい快適。
自然とは素晴らしいモンだ。
右に見やるとやっぱりボッコリした古墳が
たくさん見て取れる。
しかし、どの古墳も突き刺さるように木が生い茂り、
時代の風化を思い知る。
なんかこう、天空の城ラピュタを思い出した。
もの凄い文明を誇ったラピュタ人も結局は自然には叶わず、
植物に覆われ朽ちた城に主人公達は足を踏み入れる。
この地の豪族の一族?を葬ったこの墳丘群も
その権勢をふるった姿を想像は出来るが、
木が生い茂るこの姿を往時の人々は想像できたであろうか。
そんな思いを巡らせながら岩屋古墳に到着。
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ここら辺はまったく木陰はなくもの凄く暑い。
おそらく四角い方墳を見るのは初めてだろう。
まさしく土のピラミッドって感じだ。
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しかし、↑この看板が一番キレイでしっかりしている。
一番下を見れば、国史跡に追加指定された際に
どういう訳か成田空港関係法人の協力で設置されたらしい。
県は何をしている?
周囲を歩けるみたいだが、舗装されてない自然の道は
あっしが歩を進めるたびに
イナゴ?が何匹もピョンピョン逃げる。
一辺が78mもあり、イナゴが続くのはちょっと気色悪い。
正面?に到着すると石室の入口が見える。
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さっきの看板に比べ古く手作り感が否めない。
今回思う事は、これだけ多くの古墳に囲まれながらも
もう少し手を入れてやれば結構魅力的な資料にならないか。
余計な事かも知れんがあまりにも手を入れなさすぎ。
学術的な価値はあまり無いかも知れないが
100を越える古墳が密集しているだけでも
なかなかのもんだと思うんだけど・・・
今まで見たのが良すぎたのか分からんが
それだけ、この管理のあり方に衝撃を覚えたということか。
とりあえず、今回はここまで。
この隣にもみそ岩屋古墳という
名前が付いている古墳もあるが、
足下のイナゴも気になるし、もう暑くてかなわない。
1号墳も最後の114号墳もどうでもよくなった。
前回、前々回もそう思ったが、
やっぱり真夏に古墳見学は適さないのが今回も証明された。
もっと涼しい時に、もっと言えば真冬でもイイんだが・・・
もう、意地になって来年も行こう。

(この項おわり)