前々回のさきたま古墳や前回の保渡田古墳も
一部の古墳に登る事が出来た。
こちらは、ご覧の通りちょっと字がキレているが
お墓だから登るなという。
登るつもりもないが、
あっしの足は雪駄で来てしまった。
夏はちょっとした外出には雪駄を履く。
まさかこんな所とは思わずちょっと後悔。
枯芝が足につんつんあたり歩きづらい。
そんなんだから階段も設置していない古墳に
登る気などさらさら無い。
しかし、見えるところボッコリしているのは全て古墳。
何かありがたみが無くなっていく。
しかも、解説板もご覧のように解読できるが
字が剥げたまんま。
県の施設なんだろうけど、
森田知事よ青春ばかり言ってないで
看板くらい予算付けてくれ。
パンフを見返すとなんと
唯一再現された101号墳があるらしい。
さっき尋ねた方墳の岩屋古墳の近くだ。
さっそく駐車場へまた遊歩道を通りそちらへと向かう。
奥の駐車場にあらためてクルマを移動し、
101号へと向かう、途中芝生広場のような
だだっ広い場所に出、なにやら荘厳な建物。
旧学習院初等科正堂とのこと。
明治の講堂建築を伝える建物らしい(明治32年建築)。
HIROHITOも幼少の頃こちらを利用したのか?
重要文化財らしいが、こっちは古墳が目当てだ。
芝生広場を抜けると101号が見えてきた。
パンフの写真ではきちんと草を刈り込み
立派な姿をした円墳があり、
周りを埴輪で囲む姿が見て取れたが、この有様。
夏とはいえ、草ぼうぼう。
手入れがまったく・・・
冬にはセイタカアワダチソウが
キレイな黄色い花をつけて咲いているのが想像できる。
もっと悲しかったのは、解説板がいたずらなのか
自然劣化なのか燃やされたように焦げ茶色に一面覆われ
何が書いているか解読できなかった。
あまりにも悲惨でがカメラを向ける気にもなれなかった。
古墳を登るどこの騒ぎではない。
ちょっといたたまれない気持ちになり
気を取り直し、方墳の岩屋古墳を目指す。
(つづく)