東雲イオン前。
ここまで来ると走っている人はほとんどおらず、
ほぼウオーキングのランナー。
たまに思い出したように走るも大体はすぐに歩き出す。
あっしも似たようなモンだけど、
今回は走っている距離が長く続く。
時間はかかっているが「走っている」が言える。
逆に過去２回走っているモノの
歩いている時間が多かったせいか
身体のダメージは今回ほど無かったと思う。
今は本当に身体がツライというか重たい。
特に脚が・・・
あと３㎞。
あ～もう終わってしまう。
身体はボロボロだけど心は本当に楽しい。
いい気持ちで走れてる。
これって本当に薬物に似ている（笑）。
K原もこんな気持ちなんだろうか？
東雲から前回も書いたが、
東京マラソン一番の地味な道に右折して入る。
太鼓のパフォーマンスがうるさいほどに
くたびれたランナーをまさに鼓舞しているのか、
とどめを刺しているのか
分からないくらいに威勢良く叩いていた。
ついに来た、40㎞地点。
もう、陽も陰り少しひんやりしてきた。
朝のポカポカが嘘のようだ。
建物がなくなり、道が開け陽も当たり始めるそこは
最後の給水地点。
昨年のボラさん達の応援に感動した場所にまた戻ってきた。
今年も精一杯の応援をあっしらランナーに向ける。
本当に嬉しい。
今回も昨年に引き続きモザイク無しで
その一部を披露する。
左には長い長い一日の終焉の地、
ビッグサイトが見えてきた。
配偶者が風邪を引き、家族は来ないと思っていたけど、
途中、銀座あたりで上の子が
ゴール付近に行くようなメールが来ていた。
電話したら「何時に行けばいい？」と言われたので、
２時くらいかな？と言ったけど、無理無理。
そのあと「３時過ぎだ（笑）」と訂正電話。
ゴール付近「そなえりあ」のあたりに
居るようなメールが来ていたので早速電話する。
「どこにいる？」
「癌研の前、＊＊（下の子）も来ているよ」
と聞いたから驚いた。
明日期末試験なのに、下の子も来てくれたんだ。
「あと１０分くらいで着く」
と言って電話を切ってから、
ホンに嬉しくて泣きそうになった。
いや恐らくサングラスをいい事に泣いていた。
それに加えてボラさん達の応援、、、、、
もう、言う事なし！
泣いちゃうかも知れない・・・
少しは痛いです。
みなさん、ありがとう。
さあ、子らがいる癌研有明病院前に
今までで一番の走りで向かう。
（つづく）
