被災地に入るのは初めてだ。
いや、新潟の中越地震のあと
やはりクルマで行った事がある。
高速のある地点から道路が急にガタガタになり
走りにくいったらありゃしない。
「これかぁ」とハンドルから身を以て感じた。
確か夜に現地入りしたので風景が分からなかったが
翌朝、周りの山々を見てみると
山肌の斜面が崩れているのいくつも確認できた。
このいわきはどんな被災地の様子だろうか？
それがどうだろう、まだ走り回ってないモノの
いわき湯本の街は１０年前とさほど変わらず。
何事もなかったように同じ顔を見せていた。
まぁ、海から10㎞以上離れているから津波の被害は
ここまではないはず。
しかし、揺れに関しても新しい建物があるが
それほどの被害は無かったのかも知れない。
クルマは一路小名浜へ向かった。
いよいよ、小名浜港へ通じるトンネルを抜け
海が見えてきた。
目指す「ららみゅう」はすぐそこ。
着いた～。
時間にして12時丁度。
いつもここを利用していた時間だ。
中にはいると、ほとんど変わってないが
各店舗の中が新しい。
壁を見て津波がどこまで来たか、海水の線というか
跡を探したがちゃんとキレイにしたのか
全く見あたらない。
聞くに３ｍほどの津波が押し寄せ、
海水に浸かった地域が分かる地図もあった。
それによれば、
三陸のように数㎞も奥まで津波は行ってはいないようだった。
後ですぐ近くを歩いたが、新しい建物もあったが
結構古い住宅や建物も海に面したところでも建っていた。
あまり悲惨な事ばかり考えていたが
こう言っては何だがそれほどでもないことに少しホッとした。
港から沖を臨む。
５年前、この穏やかな海が、、、
向こうに橋の建設をやっていた。
こんなモンはなかった。
なんだろう？何か必要なのか？
調べると大型船の接岸埠頭に建設しその連絡橋らしい。
これも復興予算のお陰か？
隣のアクアマリンふくしま（水族館）も元気そうだ。
（つづく）
