丁度お昼なので、よく食べたラーメン屋を探す。
その店だけでなく、以前あったお店も概ねあるようだが、
外観から中の様子がちょっと変わっている。
やはり、津波でやられて改装しているようだ。
オススメがえびラーメンとある。
確か10年前はそんなの無かったような、、、
記憶が正しければ海鮮ラーメンだった気がしたが
まぁいい。
オススメのえびワンタン麺をいただく。
味はともかく(笑)、窓際に通され海を見ながら食す。
愛想が良く、キビキビとした感じで
店の人たちは働き、5年前の悲劇を感じさせない。
食べ終わり、2階に上がると
イベントホールがあり、以前は確か映画フラガールの
宣伝なり出演者のメッセージなりがあったが、
今は震災の解説イベントを2、3年前に開催したが
リクエストが多くあり今も続けているようだ。
あまりにも悲惨な写真とかがあるのかと思い気や
ボランティアの活動の記録や津波てんでんこの事。
避難所の段ボールで区切られた様子の再現などがあった。
広島の原爆資料館ほど衝撃はないモノの、
ちょっと来るモノがある。
すっかりやられてしまった。
しかし、夏休みとは言え平日の昼間
親子連れや結構な観光客の数。
人が戻ってきたようで少し安心した。
1階に戻り海鮮市場のお土産物屋を物色し後にする。
隣には漁港魚市場の新しい建物。
おそらく津波でやられて新しく立て直したのだろう。
次はいわき駅を目指し、中心地はどうなってるか確かめる。
その道すがら、異様な建物の集合体が目に入ってきた。
臙脂というか、焦げ茶というか、広大な敷地に平屋の建物が
びっちりと並んでいる。
最初はわからんかったが、すぐに仮設住宅という事が確認できた。
やはり、元どおりというわけには行かない。
まだ結構な数の住宅を横目に中心地に向かう。
街はさほど変わっていなかった。
駅前の再開発は確かあったし、
概ね以前と変わらず少々ホッとした。
この後は本丸の原発前からJビレッジ、
さらに北上し、相馬の松川浦の様子を見たかったが、
翌日に用が出来てしまい、あわてて帰る事に。
国道6号北上の旅はまたの機会に。
(この項終わり)