帰ってきた!いけちんのずれずれ草

12年間続いた、ずれずれ草が帰ってきた!

仕方がない

勤務先近くの小学校横の道をほぼ毎朝通る。
丁度登校時間で何人もの児童が友人と話しながら
あるいは遅れそうなのか走りながら学校へ向かう姿を見る。
最近そこへパトカーを止めた警官が立っていたりする。
ある日は白バイ警官だったり、交番から来たのか自転車の時もある。
昨今の小学生受難の事件を見れば仕方ないのだが、
つい先日同じように小学校の横を勤務先に向かって歩いていると
妙な視線を感じた。
ふと斜めを見れば白バイ警官が私を凄い形相で睨んでいた。
私の周りには特に小学生も居ず、不審な点はないはずなのだが…

また別の日別の場所のこと、
歯医者の予約を取った私は歩いて向かっていると
近くにやはり小学校があり、午後3時頃だったので
下校中の児童が前を歩いていた。
すると後ろからスーッとミニパトがやってきて
車内から女性警察官がやっぱり怖い顔して
睨みつけていた。
もちろん私は何もしていないし、疑われる筋合いではない。
別に警官に怒るつもりでもないが、
小学生が狙われる事件ばかりあるのだから
「仕方がない」と思うこの時代に
情けなさと憤りを感じる。
もう大人は知らない子供に道を尋ねたり、
コミュニケーションを取ることが出来なくなった。
それどころか、子供が道にいるだけで避けて通りたい気にもなる。

先日最高裁で宮崎事件の判決があったが、
事件の被害者は4歳~7歳の女の子
一人は団地の別棟に住むお友達のうちに向かうところを狙われた。
今、小さい女の子を一人で遊ばせに行く親はいない。
でもそれが私の小さい頃も含めて当然だった。
暗くなるまで外で遊ぶのが当たり前。
不思議とご飯が出きる頃にはちゃんと帰っている。
仕方がないことが当然になり。当然のことが出来なくなっていく。

「あ~仕方ないか」と、ミニパトを見送った。