先々週だったか、ＮＨＫのＢＳで「オズの魔法使い」をやっていた。
70年ほど前の作品だがカラーで、ミュージカルの楽しさが
今でも伝わるスゴイ映画だ。
「風と共に去りぬ」もそうだが、よくこんな映画を作る国と
戦争をしたものだと思う。
それはともかくこの映画を見ていて思い出した。
以前幕張メッセでアメリカの「スミソニアン博物館展」なるものをやっていた。
親が大阪万博で見損ねた「月の石」が見たいというので見に行ったのだった。
私自身、月の石は万博の後小学校４～５年の頃船の科学館でやっていた
「宇宙博」で見ていたので珍しさは感じなかったのだが、
着いてみると確かに混雑はしているものの万博で８時間も待って見るほどではない。
他にもアポロ11号の宇宙服やライト兄弟の飛行機などが見られた。
その中に「オズの魔法使い」でジュディ・ガーランドが履いていた
赤いきれいな靴が展示されていたのだった。
アメリカにおけるこの映画の位置付けは確かに高いところにあることは良く分かる。
しかしだ…
たかだか映画の中に登場した小道具が博物館？
日本で言えば阪妻が殺陣に使った刀とか
寅さんのかばんが上野の博物館に所蔵してあるようなものだろうか。
しかもその靴のとなりには、ケネディ対ニクソンの大統領選挙で
初めて行われたテレビ討論の際に使われた２人のイスもあった。
イスまで見せられることに閉口した。
さすが、たかだか二百数十年の国。
そう言えば今日７月４日はアメリカの独立記念日。
