帰ってきた!いけちんのずれずれ草

12年間続いた、ずれずれ草が帰ってきた!

100分の1

今週の月・火曜日、東北へ出張に行ってきた。
だいぶ前のブログにも書いたが、
その土地での食事(飲み屋)が楽しみだ。

X市に泊まったのだが、初めて泊まるそこはあまりパッとした
私の飲酒意欲を掻き立てるお店が無かった。
もちろん歩く範囲が限られて、そうそう遠くまで探すことはできない。
まぁここはメニューも値段もある程度のことは分かっている
目に飛び込んできた「白●屋」にでも入ろうと、店に入ったのだった。

「いらっしゃいませ」とドアを開けてくれて、席まで案内されるのだが
結構広い店のようで、満席になったら100人はゆうに超える店構え。
店の中ほどまで進んで「あれっあれっ?」と異変に気がついた。
その広い店内に客は私一人しかいない。時間は7時半。
いつも出張はだいたい夕方には宿に着いているので、
この時間に店に入るのは珍しい。もちろん開店直後で一人の時もあるが、
7時過ぎで一人というのは…大丈夫か?と正直思った。

しかも、そこそこ注文して串焼きを何種類か頼んだのだが
しばらくして出てきたのが「砂肝お待たせしました」
それを頼んでいない私は思わず「砂肝っ?」と叫んでしまった。
すかさず店員が「鳥皮でした?」
まだ数種類頼んだ串焼きは1本も出ていないのに、どうして「鳥皮?」
自信なげに注文を取ったと見た。
それはそうと、客が少ないの誤発注してもったいない。
まぁ後から客も来るだろうと店員だけでなく私も客を待ち続けた。
雑誌を読みながら食べたり飲んだりしていたが、
私のいる間「いらっしゃいませ」の声は残念ながら聞こえなかった。
時間は9時。
90分間、大きなお店で一人っきりで飲むという貴重な体験をさせてもらった。
劇団ひとりならぬ「白●屋ひとり」。
従業員は私の確認したところ5人。
その内2、3人が用もないのに私の周りをうろうろし、
料理やビールの進み具合を確認する。
特にいやな感じはないのだが、一人なんだからそんなに追加できないよ。

店を出ると入口にアルバイト募集のポスターが
「時給860円以上」とあった。
仕事がヒマで給料が貰えるならこんなに良いバイトはない。
X市へ急げ!!