前回の続きというわけではないのだが、前回のブログに銀座の
鉄道模型バーのことを書いた。
先日早速行ってみたので
今回はその話。
ネットで大体の位置が分かっていたので、
何も見ずにその場所へ向かった。
しかしビルの看板を見ても
なかなか見つからず、
夜の銀座をウロウロ。
その間、着物を着たきれいなお姉さんが
何人も通り過ぎる。
着物でなくても派手な深海魚のような
どこで売っているかも分からない服を着た
お姉さんも通り過ぎる。
得てしてそういうお姉さんが過ぎると
ものすごい香水の匂いが鼻につく。
あんな人の隣でお酒を飲んでいて
酸欠にならないか心配だ。
５分くらい探しただろうか、
そうだ裏かもしれないと
裏へ回るとすぐに見つかった。
入ってみると落ち着いた雰囲気で
カウンターに10名程度、
奥に小上がりが10名程度の小さいお店。
お目当ての鉄道模型は
カウンターを所狭しと走っている。
店にはカウンターの一番手前に
鉄道とは無縁の若い女性２人が賑やかに話し込んでいた。
奥へ進むと丁度カウンターの角に
団塊世代らしきオジサン２名が鉄道の話で
盛り上がっていた。
奥にはもう一人私よりちょっと上だろうか
黙々と模型を眺めていた客がいて、全部で４人の先客。
私は浅いL字カウンターの角を曲がった
一人のお客の隣の席に案内され、
早速メニューを見せられた。
銀座のバーだからとてつもない値段なのは
覚悟していた。
でも今日は様子見。
ちょっと飲んで帰るだけだから
財布の中身は多くはない。
バーだけあって、ジンやらバーボンやら
カクテルメニューがたくさん、
その大半が４桁の料金。
私の頼もうとしているビールが一番後ろに書いてあり
見つけるのに時間がかかってしまった。
それでも￥680だったか…(以下の料金も正確ではない)
まぁいいやと思い、
次はつまみ。柿の種が￥480！？
きっとほんのひとつまみだと思う。
人目もあるのでちょっと銀座で柿の種は頼み辛かった。
揚げぎんなん￥680とちょっと珍しい
ゆで卵のみそ漬け￥630というのを注文して
まぁこれだけなら想定範囲内。
早速走っている模型を眺める。
形式は前から言っているように
あまり詳しくないので、
お伝えできないが、全部で４本走っていた。
１本はブルトレ12両編成。
そして、最近無くなった東海道線のオレンジと緑の柄のヤツ。
あと２本は白っぽい中距離通勤電車だったか。
団塊の２人のオジサンが賑やかに話し込んでいるの聞くと、
どうやら、走っているブルトレはオジサンが持ち込んだもの。
機関車を途中で交換するよう店の人に頼んでいた。
自分の車両も持ち込み可のようだ。
さらに話を聞けば連れの一人は何やら昔、
自分で模型を作っているほどのようだった。
今はやっぱり住宅事情があまり良くないようで、
鉄道模型も部屋には置けず、天井近くの壁に
ぐるりと線路を巡らせ、走らせているようだった。
エアコンもちゃんと避けるように線路があり。
一度エアコンの修理を呼んだときはちゃんと
一部取り外して、修理の人を驚かせたらしい。
それにしても手前にいた女性２人は
何でこの店で飲んでいるか全く分からなかった。
聞こえてくる話は鉄道とは全く縁もなく、
走る模型にも目もくれない。
たばこを吹かしながらダべっている姿は
この店とはアンマッチで異様だ。
そんなこんなで楽しく模型を眺め、小一時間ほど居ただろうか。
ビールも２杯飲んで、つまみも無くなった。
ではお勘定。ボーイがメモを持ってきたら
な、な、何と ￥４８００！！
どう考えても￥３０００でおつりをもらおうとしていたら
約５千円。
メニューにあったかどうか分からないが
席料が￥２０００位なのだろうか？
さすがは銀座だ。
これが常識かどうかは知らないが、
私にとってはバブルへＧＯ！だ
もっと金のかからない趣味を見つけるか…
