帰ってきた!いけちんのずれずれ草

12年間続いた、ずれずれ草が帰ってきた!

青い森の国

e573e65f.JPG出張最終日は
八戸でレンタカーを借りて
まずは青森市内まで行くことに。
今回は時間が無く、
あまり下調べもしないで行ったせいで、
距離と時間の感覚がまったくなかった。
前回のブログのように、海鮮居酒屋で
美味しいお造りに囲まれながら良い気持ちで、
「お兄さん、明日青森まで車で行くんだけど
 どのくらいで着く?」と聞いたら。
「1時間くらいですかね」と答えてくれた。
確かめることもせず、
明日の段取りを決め床についた。

朝になってレンタカーを借り、係のおじさんに
とりあえず同じ質問をした。
すると、「3時間!!」
えっ、え~!
どちらを信用するかは推して知るべし。
あの兄ちゃん、免許もっとんのか!
ふつう3倍も間違うか!
その時点で今日のスケジュールが大幅に狂った。
しかし、いろいろ聞いたら国道から途中
みちのく有料道路があり、それを利用すれば
約30分くらい短縮されるとのこと、
利用しない訳にはいかない。
青森に向けて車を飛ばした。
県内を運転していて思ったのは。
さすが青森。青い森ばっかりだ。
とにかく見渡す限り山と木々。
人が住んでいるのか疑わしい。

しかしそんなことに感慨にひたる時間はなく、
何とか2時間10分くらいで目的地に到着した。
用件を済ませるとすぐに戻り
七戸、六戸、三沢、八戸と行く予定だ。
しかし、ここは本州最北の街。
一目でいいから青森の港を見てみたかった。
確か青函連絡船の八甲田丸が係留されているはず。
中に入らなくとも見てみたいと思い、
急ぎ青森港へと向かった。
何とか青森湾が一望できる展望デッキへとたどり着いた。
右(東)の方には海の上に下北半島がのびているのがわかる。
正面を向いてもさすがに函館は見えないのだろう。
左(西)には写真の通り黄色い船体の八甲田丸が悠然と構えていた。
沖にはフェリーが2隻ほど恐らく北海道に向けて飛沫を上げていたが
悠然と構えていても活躍しているその船たちを
何だか羨ましそうに見ているかのようだった。
「きっと青森駅があそこか…」と思うのがやっと。
残念ながら時間がない。戻らなくては。
後ろ髪を引かれる思いで青函連絡船を思う。
私は青函連絡船に乗ったことはない。
今思えば乗っておきたかった。
乗るチャンスはいくつかあったのだがそのどれも流れてしまい、
乗らずじまい。
学生の頃、鉄道好きの友人が北海道旅行をしてきた。
青函船の話を聞かされたが、
船中で食べた海峡ラーメンがうまかったという
同じラーメンはどこかで食べられないだろうか?
それでも私は四国の宇高航路には乗ったことがある。
対抗するわけではないが、船中の讃岐うどんはうまかったぞ!

途中道の駅で昼食。
そこでのジモティの会話を聞いたが
100%理解できませんでした。
ネイティブな方言がきつい。
それも年配の方の会話でなくて
私と同じくらいの人たちだ。
午後の仕事がうまくいくか気が遠くなる。
なんせ会話が成立しなければ…
青森市内で会ったさっきの人は、
よく標準語をしゃべってくれたかと
あらためて感謝しました。

午後は脇目もふらず車を飛ばすものの、残念ながら
三沢には寄れず、車を返すのもギリギリになり。
帰りの新幹線はやてに乗って席に着いた瞬間
発車したという綱渡り的な帰途についた。

このシリーズおしまい。
次回は次の週の出張の話の予定。