先週のある日のこと
昼近くに池袋に来た。
久しぶりのこの地では
好きなラーメン屋がある。
その名は「はせ川」。
池袋三越店の脇にある。
ここの麺は知る人ぞ知る
札幌の西山製麺の麺を使っていて美味しい。
普段醤油ラーメンしか頼まない私は
ここでは味噌を頼む。
特に味噌が美味しいと言うわけではないが
逆にここの醤油はあまり美味しくないと思うから。
久しぶりに食べてみたくなり早速現地へ。
しかし、この店がビルごと無くなっていた。
ものすごい衝撃…
最初何がおきているか全く理解せず、
ボーッとたたずむばかり。
「きっと仮店舗で営業しているとか…」と思い、
その案内を探そうとするも何もない。
後で調べると昨年に閉店していたようだ。
仕方がないから次のラーメン屋を探す。
もうこうした場合、ラーメンしか食べられない。
そうは言ってももうお昼になろうとして
何処も混んできた。
基本的にラーメンは行列を並んでまで食べるもんでは
無いと思っている。
手もみラーメン福しんと言う店が
池袋界隈に何軒もある。
ラーメンが￥380で安く、そこそこなのだが
すでにどの店も満員。待っている人すらいる。
イカン、このままではラーメン難民になってしまう。
確か区役所の向かいの道を入ったところに
新し目のラーメン屋があったはず。
あまり美味しいとは感じなかったが、
立地の悪さからきっと混んではいないだろう。
そこへ着くと確かに空いてはいるのだが、
店が変わっていた。（激戦区ですな）
「麺やケンシロー」だって。何か怪しい店名。
まぁ空いてりゃいいや。
そこはつけ麺が売りのようで、
店の外にも「つけ麺」と大きく表示して
脇にWスープって書いてある。
（スープの何がWなのかよくわからない）
私はつけ麺には興味が無く、
特に最初の店で頼むのはラーメン(醤油)と決めている。
食券を買ってカウンターに座って待っている間、
他のメニューを確認。しかし事ここに至っても
WスープのWの意味がわからない。
もっと気になるメニューを発見。
「納豆ラーメン」だって。
納豆そばというのは知っているが、
納豆にラーメンって…。
しばらくすると注文の品が出てきました。
濃い魚介のスープのにおいが鼻を突く。
むわっとした感じ。
麺を食べると思わず「まずっ！」
口にこそ出なかったが出てもおかしくない。
そして、ちょっと混ぜながら食べていると
豆のようなものを発見。
するとカウンターの向かい側から
「スイマセ～ン」のかけ声。
そこで気づいた。
これは納豆ラーメンだ！
私のラーメンは向かいの兄ちゃんに行ってしまい。
恐らく兄ちゃんが注文した納豆ラーメンが私の方へ
来てしまったようだ。
店の人が謝っている。その次に私の方に来たから
「これ納豆？」
「ソーミタイデス」（どうやら中国系）
「どうすればいい？」
「ツクリナオシマス、ゴメンナサイ」
むわっとした感覚は魚介系だけではなく
納豆の臭いも入っていたのだ。
まさか納豆を食わせられるとは…
納豆は大好きだがラーメンと一緒には
食べたくない。
お陰で口の中が納豆のむわっと感でいっぱい。
水を何杯か飲んでもなかなか消えない。
だいぶ待たされながらもようやくお目当てが到着。
一口食べて、やっぱりまずっ！
何がまずいって、味がスープに負けてしまい。
濃いスープだけで食べているような感じ。
もう言葉もない。
さすがケンシロー、納豆ラーメンで
私はすでに死んでいた。
ラーメンの取り違いは何とも思わないが、
これはいただけない。
立地もさることながら、
お昼を回ってもまだ空いているわけだ。
久しぶりのラーメン受難。
（最近クレームばかりのブログでスミマセン。）
