帰ってきた!いけちんのずれずれ草

12年間続いた、ずれずれ草が帰ってきた!

夏の入口

99e6f1be.JPG毎年7月の6・7・8日は
入谷の朝顔祭り。
入谷の鬼子母神前言問通り
朝顔と露店の出店で埋め尽くされる。

私はこの3日間のうち1日は必ず
足を向けることにしている。
もちろんウチから近いこともあるが、
やっぱり表題の通り、夏の入口として
実感しておきたいせいもある。
じゃぁ、朝顔を買ったことがあるかと言えば、
一度だけしかない。今から15年くらい前か。
確か¥1,500の頃。
今や見ると¥2,000する。
とてもじゃないが手が出ない。
8日の日曜に行ったが、もちろん買っている人もいるが
訪れた人の大半は、その雰囲気だけを楽しみ
買うことはしない。
だって、自分ちに種を買ってきて5月頃から
育てれば、¥200~¥300で済む。

写真で見ての通り、
ほとんどの人が祭りを楽しんでいるだけだ。
でも私はこの祭りに行かないと夏が来た気が知れない。
月並みな表現だが、
文字通り夏の風物詩として考える。
なぜ、朝顔を買わずしてこんなにも
心入れするかと言えば、
10数年前のこと上野から深夜、終電も終わり
とぼとぼと歩いて家路に着いた。
その途中に丁度朝顔祭りに出っくわしたのだ。
時間にして深夜の1時か2時だったか。
それでも朝顔を売っていたのだ。
この3日間は夜通し売っていることを知った。
今は知らないが、その並々ならぬ心意気が
意気に感じた次第。
そうした行事を毎年肌で感じ取ろうと思った瞬間でもあった。

そしてこれが終わると浅草では四万六千日様。
ほおづき市が始まる。梅雨時とは言え夏本番。
しかし、この四万六千日というのはどうだろうか?
この日にお参りすれば、一日で46,000日お参りしたことと
同じになるそうな。
私は人生の中で恐らく4回ぐらいは行っているはず。
46,000日は約126年分に相当する。
それを4回だから約500年分お参りしたことになる。
しかし私の人生、何でこんなに幸が薄い(?)。
浅草寺はよっぽど御利益が薄いのではないかと思ってしまう。
って言ったら、罰が当たってしまうのか?
でも罰は500年分ではないよね…。

「夕涼みよくぞ男に生まれけり」

夏よ今年はお手柔らかに。