この時期になると街はクリスマス一色。11月終わり頃から、子供たちに
今年はサンタさんに何が欲しいか聞き出す。
下の子はＣＭでやっている
比較的わかりやすいおもちゃ。
トイザらスでも見かけたので
苦労なしで手に入る。
ちょっと今困っているのが
上の子の欲しいもの。
ディズニーキャラクターの中に
ミスバニーというウサギがいる。
バンビに出てくるキャラクターだそうだが、
それのキャリーバック。
正確にはトロリーバックと言うそうだ。
これがない！どこにもない！ネットでも出てこない！
ちょっと前に流行ったようで、
その当時、どっかの雑貨屋で見かけて
欲しいと思ったそうだ。
それからというもの、
トイザらス、ディズニーストア、鞄屋、
各雑貨屋巡りのはじまり、はじまり。
池袋、新宿、上野、思いつくまま
雑貨屋、鞄屋、ショッピングテナントビル
ヨーカドーＡｒｉｏ、イオンジャスコなど
目につく所お構いなしに入っては探し、
歩く歩く。
…でも、無い。
バブル時だったか、
ティファニーのオープンハートを彼女に
プレゼントするため、狂ったように
店に押しかけた男どもを思い出す。
何でこんなに苦労しなければならないのか？
全部クリスマスのせいだ。
大体、上の子はもうサンタなんか居ないと
気づいているはずだが、
下の子に気をつかっているせいか
まだ居ると信じているような雰囲気を出して
あわせている。
だからこちらも無碍に「他のにしろ！」
とは言いにくい。
私の子供時分は、朝起きたらプレゼントがあるなんて
夢のあるおしゃれなことは無かった。
買ってくれるだけでもありがたい話だが、
デパートに行っておもちゃ売り場で
オヤジが「これか！これでイイんだな!!」と
買い物嫌いなオヤジだけに、早く終わらそうと
ほとんど脅しに近い買い方で、
選んでいる余裕すらなかった。
まぁ戦争中疎開した経験を持つオヤジにとって
クリスマスなど対極にあるカテゴリーだろう。
それだけに、サンタクロースなど
信じるも信じないもなかった。
話は戻るが、
もう少し手に入りやすいものにしてくれ！
サンタは俺なのだから。
子が喜ぶ顔は本当に良いものだが、
ちょっと今回はお手上げだ。
近い将来きっとこの苦労話を子らにして
自慢させてもらう。
しかし今日になってネットの検索の仕方を変えると
ミスバニーではないが、チップとデールの
キャリーバックを見つけた！
しかも在庫１。
今回はこれで勘弁してもらおう、
その代わりにそのバックの中に
ミスバニーのぬいぐるみを入れておく。
だから、本当に勘弁してくれ。
サンタは居ないのだから。
サンタは俺なんだから！
