帰ってきた!いけちんのずれずれ草

12年間続いた、ずれずれ草が帰ってきた!

昇らぬ太陽

沈みっぱなしのJAL
同情もしたくはなるが、
ある意味自業自得の部分も。
映画「沈まぬ太陽」が公開中だが
是非見たい。
渡辺謙が原作者山崎豊子
この役をやらせて欲しいと
直訴したほど力の入れようだ。
この原作、週刊新潮で連載が始まると
当然の事ながら日航から抗議を受け、
機内での新潮社出版物提供停止はもちろんの事、
広告出稿も皆無になったらしい。
それを覚悟で連載した新潮社がいいのか、
素直に企業体質を改革しなかったJALが悪いのか
良くは分からないが、
この映画化にも色々と抵抗しているらしい。
確かに事実と異なる部分が多くあるらしいが
そこはどす黒い体質の巨大企業ともなれば
多かれ少なかれ事実と違ってもありそうなもの。
今や国の傘下に入り経営再建をするようだが、
普通に考えれば潰れてもおかしくない。
潰してANAをフラッグシップにすればいい。
政令の上に尚銀行に借金をせがむようになった
結果を鏡でよく見て欲しい。
フラッグシップと言えば
組合が強すぎる同社は湾岸戦争の時、
邦人を救出するため政府から
チャーター機の依頼を受けた。
しかし、組合から「安全性が確保できない」
などの理由から拒否され、
仕方なく外国の航空会社に頼んだそうな。
その際各国から「日本にはフラッグシップは無いのか?」と
心配されたという。
ツルのマークが無くなって久しいが、
ドジでのろまな亀のマークに見えてしまう。

しかし、この映画えらく長いようで
途中休憩が入ると聞く、
風去りや七人の侍のようだ。
今だかつてロードショーでのインターミッションを
経験した事がないので今から楽しみ。
休憩中に流れる音楽は、
謙さんの提案で御巣鷹山の被害者に配慮した
落ち着いた曲を流すと聞く。
色々な面で批判も多い作品らしいが
それだけ見応えがありそう。