陶芸で作りたかったのは
湯呑みとラーメンどんぶり。
一応この二つを作り終え、
いや正確には8割方先生が
作ったようなモンだが、
「次は何を作りますか?」と聞かれた。
これまで多くの土を無駄にして、
迷惑をかけていたので、
『もうイイです。ギブ。』と言ったところ
「まだ土がありますから、
焼かなくても良いので作って下さい」
と言われる。確かにロクロの上には
少なくなってきているが土はまだある。
そう言う事か…とシステムを理解した私は
とりあえず作ってみる事に。
何とか、茶碗ともぐい飲みともつかない
器ができたり、皿を作ろうと思って
小鉢のようなモンができたり、
まぁ作るだけ無駄な気もしてきたが
ようやくノルマ?の土が無くなり
初めての陶芸体験を終えた。
全員が終わり、別の係の人が
焼きたい作品を選び、釉薬(色)の
種類と名前をメモに書いて作品の上に
置いて下さいとの事。
自分としてはイイ出来だった4点
(正確には先生の作品)を選びメモを置く。
この時点では気にもしていなかったが、
作品の大きさにより焼き料金が違ってくる。
ある程度は分かっていたが、
客にはよく分からない。
焼いて欲しい作品を焼けばいいと思っていたが、
これが間違いだった。
4人とも選び終え、店の人が
それぞれ伝票に料金を一つ一つ記載していく。
全部で17点。
いざお会計になって郵送料も合わせて
何と2万3千円!
1~1.5万くらいを予定していたが
財布にギリギリその程度あって良かった。
最初にカードは使えませんから…なんて言われていたので
本当に良かった。いや、良くない。
ほとんどその17点は先生が作ったようなモン。
それを土をいじっただけでこの値段はちょっと無い。
それと、着いた時から子供が居るせいか
「夏休みの宿題用ですか?」と何回か尋ねられる。
行く前に子らに聞くと
工作関連の宿題はなく宿題目当てではなかった。
ホームページでも書いてあったのだが、
8月10日までに作れば月内に送ってくれるそうだ。
『宿題というわけではないです』と最後の会計の際に伝えると。
帰り際、「それでは、1ヶ月か1ヶ月半くらいでお届けします」
エ~ッ!今月中に送ってくれるのではないの!?
今さら『宿題です!今月中にお願いします』
なんて言えないじゃないか。
いろいろあったけど、でもまぁ仕方ないか。
正直言ってよく分からなかったけど
面白かった。またチャレンジしてみたいが
今度はわかりやすく教えてくれるところで。
(まだつづく)