実は私、毎日曜の朝に
走っております。
あれは５月の終わりか
６月の初め頃だったか
神のお告げかどうか分からないが、
どういうワケか走らなきゃと思った。
それも急ではなく、
靴やウエアをその前から買いに行ったりと
いろいろ準備を始めていた。
今まで社会人になってから
プールに通った事もあったり
短期間ながら公設のスポーツジムにも
行った事もあったが、
ランニングというのは
自分の選択肢には無いモノだった。
やはりお告げか…
今振り返っても何で走ろうと思ったのか
自分でも覚えておらず、よく分からない。
それでも初日の事はまだ覚えている。
早朝に着替えて何となく気恥ずかしさが
残る中決めていたコースへ向かうと
走り出す最初の一歩がなかなか出ない。
このままウォーキングでいいかと
思うほどだ。
何とか近くの商店街を走り、決めたコースに入ると
面白いモンで、偶然にもその道は
荒川区が指定している
メタボ解消ウォーキングコースの一つにあたり
ご丁寧に100ｍ毎にサインがある。
そんなモンがあるモノだから、
気にしなくてもいいのに
100ｍのラップを時計見ながら
計ってしまう。
またそれが初日から面白く感じたモノだった。
しかしながら、初日の苦しさもまだ覚えている。
走り始めて200ｍ位でふくらはぎが
硬直して重たい。いや痛い。
500m～600m位で信号で待つ頃には
もうパンパン。カチンカチンやぞ。
それでも1.3ｋ先にある目的地
尾久の原公園に着いてちょっと休憩。
ウォーキングコースからは外れるが
朝の空気を公園で吸うと本当に気持ちがいい。
ちょっと歩くと公園の中にも
100m毎にサインがある700ｍの周回コースが
設けられてある。
見た以上やらないわけにはいかない。
700ｍのタイムをそこで計ったりするが
さすがに1k以上走った身は応えた。
水分を補給しそのあとの復路だが初日は確か
半分以上歩いたと思う。
休憩時間も入れて約小一時間ほどの
ランニングがその日から始まった。
〈つづく〉
