それを意識していたわけではないが、
前回でも触れた健康診断が近づいてくると
そりゃ期待せずにはいられない。
何て言っても約半年ほど走っているのだから。
あまり目方が変わらないと言っても
検査数値に悪い影響があろうはずもない。
東京マラソンの落選結果が出た翌日、
10/13健康診断を受けた。
当日は最初スムーズに行っていたのだが、
胃の検査(バリウム)の前で待っていると
「血圧を測ります」と急にやって来た。
「ココでやるのか?」と意外性もありちょっと驚いた。
確か去年はこんなベンチではやらなかったような。
そのせいもあり、看護師さんも
かがんで私の腕をセットするのだが、
かがむ姿から胸の奥の方が見えそうになる。
そんな色っぽい事も合わさって、
最初の血圧は軽く140越え。
(下は90台だったか)
白衣性高血圧そのまんまだ。
すぐに測り直して何とか130/90
でもちょっと高い。
はめられたか?
またバリウム検査では
何やらうまく撮れなかったようで
いつもの倍以上クルクル台の上で回された。
挙げ句にゲップを我慢していても
長い時間が経過したせいか
胃のふくらみが無くなってきたと言われ
発泡剤が追加される。
私はバリウムには抵抗無いが
あの発泡剤は好きではない。
どうせなら発泡酒にしてほしい。
終わった頃は汗びっしょり。
廊下に出て歩いていたら看護師さんに
「あら、汗びっしょりね。着替えましょう」
と言われるも、もうこれが最後なのでと
遠慮した。
これだけ努力したんだから血圧はともかく
いい結果が出るだろうと今や遅しと
待っていた。
待ちに待った結果が先々週だったか
やって来てワクワクしながら開けてみると
何て事だ!去年よりも悪くなっている。
C(要観察)の数が増えているじゃないか。
正常値も勿論あるが、どれも基準値よりは高め
いわゆる正常高値。
「一体これは…」
この日のために走ってきたわけではないが、
この仕打ちは何だろう。
走ってもこれじゃ、
走らなかったら今頃死んでるのか?
いや、走っても同じなのか?
今回の通信簿は私にとっては赤点だらけ。
〈つづく〉