帰ってきた!いけちんのずれずれ草

12年間続いた、ずれずれ草が帰ってきた!

ランナーズレポート②

いよいよ集合場所に向かうと
外ではいろいろ配っている。
見るとアンケートを配って回答者全員に
ネックウォーマーがもらえるらしい。
よくよく見るとゼッケンにもあった
スポンサーである塾の名簿集めのようだ。
その手には乗らない。
開会式がすでに始まっていて、
集合場所に着いたときはみんなで
準備運動が始まるところ。
何やらTOKYO体操とかいうのをやらせたいらしい。
説明を聞いていても遠くからだからよくわからない。
それに結構難しい。初めてで出来る人は
そうはいないだろう。
最後は「円を5つ描いて~」なんて言うところをみると
誘致ししようとしたオリンピックを意識した体操か。
そんなこんなで3、40分が経ち、
いよいよ石原都知事登場。
挨拶をするもお疲れの様子。
「もう年だからもう私なんかもう走れない。ダメだよ」
なんてコメントも。
さすがに78歳、やはり不出馬っぽい。
(実際に不出馬でしたな)
最初は1・2年生のスタート。
それだけは知事のピストルでスタートする。
10分後に3・4年生。
また10分後にいよいよ私らの5・6年生のスタート。
後ろの方からゆっくり行くとする。
せっかくの檜舞台。タイム計測もないから、
早く走る理由がない。
ましてやTV中継がまだの時間帯。
出来る限りゆっくり走って映る可能性を模索する。
BlogPaint

そしていよいよスタート。
1・2年生、3・4年生それぞれ距離が違い
5・6年生は公園内を1周してから車道へ出る。
BlogPaint

1周した頃は子がもうばて気味。
顔が苦しそうでちょっとやばいな、と思うがペースを落とし
何とか公園を出て、車道に出る。
徐々にペースをつかめてきたようで何とか走れそうだ。
車道はファミリーランのレーンとフルマラソンのレーンとで
分かれている。
隣の本レースの人たちを見ると
ほとんど歩いていた。
時間は午後3時50分くらいだったろうか、
すでに関門は通過し、あとはゴールだけ
もうここまで来れば完走は間違いなく、
タイムを気にするような人たちでないから走る必要はない。
どのランナーも疲労困憊、足を引きずる人もいれば
上を向いて天を仰ぐ人もいる、
ゾロゾロと半分やられっちゃた集団は
まるで「バターン死の行進」だ。
その横を親子たちが軽快に走る。
彼らはどんな思いで我々を見ていたのだろう。

道路に出てから、いや出る前のスタート時から
とにかくギャラリー、沿道の方々から
「がんばれ~」の声援がすごかった。
①の冒頭でも書いたように
知らない人から一生懸命に応援されると
何か御大尽になったような気がする。
本当に気持ちがいい。
これがロードレースの醍醐味、
いや東京マラソンならではの盛り上がり方と思う。

道路に出てから子の調子も上がってきたようで
常に私の前を走る。
もう少しゆっくり走らないとテレビが…
と思っていたのもつかの間
あのよく見かけるゴールが見えてきた。
左右の仮設スタンドからも多くの声援。
ちょっとした空き地では
何だか知らないがよさこいの踊りを
一生懸命踊っての応援がやっていた。
あぁもうゴールしてしまう。
tokyomarathon3

約12,3分の夢のような時間だった。

(上の写真は、終了翌日から3/2まで
 すべてのゴールシーンを公開していたサイトで拾った。)

〈つづく〉