帰ってきた!いけちんのずれずれ草

12年間続いた、ずれずれ草が帰ってきた!

一度はおいで  3

釣り堀に到着すると
子らに竿2本を与え、エサをもらう。
2本コースだと5匹釣れるらしい。
エサは練りエサで2本とも私がつける。
1本をつけて、次の竿に
エサをつけようとするやいなや。
「わ~、き、来た~」
バシャバシャと水面を叩く威勢のいい音と共に
子が騒ぎ始めた。
エサをつけるや返す刀でつり上げた魚を針からはずす。
「で、でかい」
でかいマスをつり上げた。
一瞬こんなの5匹つり上げて食いきれるか?不安がよぎるも
でかいマスをバケツに放り込んだら
今度は2番目の竿にあたりが。
こりゃ忙しい。
しかし次のはやや小ぶり。
あと4匹はこんなサイズ。
エサをつけちゃバシャバシャ。
これの繰り返しで、カメラを構える暇はなく
画像は残っていない。
唯一焼き上がった写真だけ。
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これはあと4匹の小ぶりのモノ。
もう少しゆったりと楽しめるかと思ったが
こんなに忙しいとは思わなかった。
まぁ、お腹も空いていたし丁度いい。

次に向かったのは動物園と言っていいのか
熱帯の動物たちを集めた施設。「熱帯圏」。
「園」ではなく「圏」。最初誤植かと思ったが
どうやら「圏」でいいようだ。
あまり期待せずに行くと案の定
朽ちた感じの趣。
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メインの建物である熱帯ドーム。
高度成長期に作ったのかと思わせる時空を感じさせる。
ドームに入ろうとするとその入り口前にはこの暑いのに
長いマフラーをつけた人。
よく見ると大蛇だ。
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「どうぞさわってください」と筒井道隆風の兄ちゃんが言う。
まぁ、なかなかさわれる機会はないからさわっとく。
少しひんやりした感じ。ぬめっとはしていない。
逆に乾いている印象だ。本生ヘビ皮をさわった。

中にはいるとワニ、蛇、カメやら熱帯魚。
熱帯の生き物がお待ちになっていた。
せっかく涼しいところへ来ているのに、
中は暑い。来たことに少し後悔。
ドーム内をぐるぐる巡っていると
カピパラさんがいた。オリの格子が少し広くなっていて
中に手を突っ込んで本人?にさわることが出来る。
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これがまたおとなしい奴。
何人もの客にさわられているのに
嫌がる様子もなく、かといって喜んでいる風情もない。
さわった感触は畳というかゴザをなでているようだった。

次にさわれたのは、何とサル。
さわれるというより、抱っこできる。
子らは嫌だといい、私もサルは好きではない。
ウチの奥さんは申年のせいか
抱っこしたいと、順番を待って抱っこした。
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名前はエリマキキツネザル
気性はおとなしく抱っこが好きなサルのようで
自分から寄ってくる。
イタズラ好きなようで帽子のボタンなどを
やたらといじくりまわす。
さわってみるとフサフサでまるでぬいぐるみ。
ニオイもなく汚れずこれは楽しい‥が、
やはり私はサルが好きではない。

子らが施設内で見たそうだが
「日本一楽しい動物園」と書いてあったそうな。
まぁ見た目からは逆に裏切られたような楽しさはあった。
しかし、上野や旭山を差し置いてこれは言い過ぎ?
でも古いながらに動物とのふれあいを多くして
頑張っている姿勢は充分楽しめた。
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ドーム入り口の看板をしばらく眺める。
昭和だな~。

〈つづく〉