帰ってきた!いけちんのずれずれ草

12年間続いた、ずれずれ草が帰ってきた!

お家騒動

お家騒動といえば
山本周五郎仙台藩伊達騒動を描いた
樅の木は残った」を思い出す。
歌舞伎で言えば「伽羅先代萩」。
悪役である主人公原田甲斐(仁木弾正)を
忠臣で正義の士として描いたモノ語りである。
なぜ悪役の代名詞といわれてきた甲斐を
ヒーロー的な扱いにしたかというと、
船岡という地域の領主であった甲斐は
乱心、逆臣として、斬られてしまうのだが
領民から慕われていたためその墓は
地元の寺の裏山にひっそりと建っている。
罪人である以上、公に建てられず墓碑銘もないという。
しかし、お寺の本堂を拝むふりをして(本堂も拝むのだろうけど)
その裏にある甲斐のお墓にも手を合わせているそうで、
現在でも甲斐の供養祭が連綿と続いている。
原作者の山本周五郎はそこに着目し、
歌舞伎では妖術まで使うヒール役の甲斐を
自分が乱心の上斬られることで、
仙台藩を幕府の魔の手から救い、
存続させようとしたという仮説のもと
正義の味方に仕上げた。
原作は読んではいないが、
NHKの大河ドラマで昭和45年に放送。
その総集編を最近見たことがある。
それはそれは見応えのあるドラマだった。

また、お家騒動といえば以前の阪神球団
昔、小津社長という人がいてその傍若無人な振る舞いは
ファンからは嫌われていた。
しかし、更迭されそうになっても何とか生き残り
マスコミからは「小津の魔法使い」と呼ばれたり、
その騒動は「オフシーズンではいつも優勝」などと
揶揄される羽目に。
球団のドタバタはそれだけではなく、いつも騒動がつきまとう。
しかし、他の球団も似たり寄ったりで、
人気チームでマスコミを持たない阪神
いいようにかかれる。
今回のあの球団だって別所事件、江川事件、桑田密約。
長島解任や原解任もドタバタ劇に相違ない。
例外的に江川事件は社会問題化したせいもあり
長く議論もされてはいたが、
基本的には超巨大マスコミの親会社。
しかも世論操作が得意なあの新聞だ
なかなかそれを批判するベクトルは生まれづらい。
だけど昨日はこれであの球団も
阪神と同じ土俵に上がってきたかと
溜飲が下がる思いだ。
Y新聞もNテレビもほとんどノータッチ。
ちゃんと報道しろよ。
他のマスコミも遠慮してか
一夜明けたら静観の雰囲気。
でも、どう考えても老害だろう。
清武氏の言い分は正しいと見る。
要はボケ老人の気まぐれにキレてしまったということ。
成年後見人を付けたらどうか?
Y売は聞いた話だが、正力が新聞を書き、
務台が売ってきた。その2人が居なくなり
威張り始めたのがあの老人。
とっくに引退すればいいものを
先人の二人にコキ使われてきたせいでその権力の座に
しがみついているようにしか見えない。
どうも、清武氏の旗色は悪そうだが大丈夫。
原田甲斐のように本当の正義はこちらにある。