帰ってきた!いけちんのずれずれ草

12年間続いた、ずれずれ草が帰ってきた!

桐と菊と桜とつつじ  5(終)

一応このシリーズ最終回。

タイトルの説明をしていなかったが、
今更ながら蛇足解説。
桐:早朝行った東郷神社
菊:言わずと知れた皇居
桜:防衛庁見学~自衛隊のマーク
つつじ:これから向かう根津神社の代名詞

バスは次の目的地根津神社に向かう。
IMG_4528

神社なのに、上の写真にもあるが卍のマークが見て取れる。
神仏混合の複雑な様相を
この国の神道は併せ持つらしい。
根津さんも仏教との関わりが深い神社。
古くからある神社だが、
徳川幕府の庇護を受けたようで、
時の将軍が仏教に傾倒していればどうしても
その色が出てしまうことにもなろう。
そんなところで仏教と
密接にならざるを得なかったのではないか。

また、根津神社は上記の通りつつじが有名。
小さい頃つつじを見に行ったようだが
ほとんど記憶に残っていない。
2年前群馬館林のつつじヶ丘公園に行ったが、
暴力的なまでのものすごいつつじに圧倒され
他の追随を許さないものの、
ここのつつじも有名で、都心部でもあり
館林ほど広くはなく、こぢんまりしているが
4~5月の見頃期は沢山の人出でにぎわう。
もちろん今は冬で、その影すらないが
つつじの株を見る限り、
その見応えが容易に想像できる。
近所に住んでいながら、
遠く(館林)へ目を向けてしまうのは
もったいないが、良くある話だ。
今年はここへ足を運んでみるか。
バスの中でビールを2、3本空けて
とてもいい感じになっているので
もう、どうでもいい心持ちなのだが、
とりあえず参拝。
今度は自由参拝で賽銭箱の前まで。
聞くと山門や唐門、本殿などは
国の重文に指定されている。
どうでも良すぎたせいで
せっかくの重文の写真は撮っていなかった。
またまた、近所でありながら、
日本武尊の創祀で約2000年続く神社ともつゆ知らず。
逆にいい心持ちでここまで覚えているのだから
まぁこのくらいで勘弁してもらおう。

境内を見るとつつじの代わりに梅が。
今年はやっぱり寒いせいか、
やっとつぼみが出たくらい。(3月6日のことです)
IMG_4531

固そうなつぼみが寒さを余計演出している。

やはり近かったトイレも済まし、
最終目的地谷中ぎんざ散策へ。
正直言って、谷中ぎんざは地元。
まぁ地元と言っても、駅の反対側だし
あまり行くような場所ではない。
でもどこに何があるかはわかっている。
そこへ連れて行かれるのは正直複雑の心境だが
これも、まぁ一興。
東京人がはとバスに乗って
東京再発見するようなモンだろう。
1時間ほどの散策が終わり
正直、そのまま帰ろうとバスに戻って
荷物をまとめて出ようとしたら
バスが意外や動き出した。
狭い不忍通りに長いこと駐車できなかったとのこと。
仕方がないから東京ドライブ。
普段は運転者だからあまり見ることの出来ない
都心の街並みをじっくり見てドライブできるいい機会とした。
東京タワー近くの出発地に戻り解散。

いや~ちょっと疲れたが本当に楽しい小旅行。
貴重な体験の連続で良かった。
機会があれば個人的に予約してもう一度見てみたい。
帰ると奥さんが「私も行けば良かった」だって。
昨日までどこに行くかも忘れてたクセして・・・。

〈この項終わり〉