帰ってきた!いけちんのずれずれ草

12年間続いた、ずれずれ草が帰ってきた!

トーストサンドが騒ぎ出す 〈上〉

先週の日曜日
初めてランニングの大会に参加した。
大会と言っても大げさなモノでなく
皇居を1周する5㎞のコース。
10㎞のコースもあるのだが、
超初心者の私は当然ながら5㎞。
前日ゼッケンを受け取り受付を済ませるも
もらった番号がピンクの3番。
締切直前に申し込んだはずなのだが
ゼッケンが一桁って・・・まるで招待選手?
まさか3人程度で走るのか?
しかもショッキングピンクの不織布のような
フエルトのゼッケンはちょっと恥ずかしい。
受け取ってから電話で確認。
5㎞は38人の申し込みがあるようだ。
ついでに時間制限も確認。
5㎞だと他の大会では40分とか
私にはちょっと厳しいのもある。
聞くと50分と言うことで、完走はしたけど
記録なしと言うことはなさそうだ。
また、後から気づいたのだが3番というのは
どうやら50音順らしい。

朝食を奥さんが作ってくれたのだが、
トーストパン2枚の間に目玉焼きや
キュウリなどを挟みケチャップで味付けした
こういうのをトーストサンドと言うのか。
おにぎりを買って食べようとしたのだが、
せっかく作ってくれたので食べ、
結構お腹一杯に。
しかし、これが後悔のもとに。
支度をし車で毎日新聞社のビルの駐車場へ車を駐める。
スタートはそばにある気象庁前の和気清麻呂像前。
着くと大した大会ではないのだが
思っていた以上の人だ。
10分前にスタートする10㎞の参加者が多いことは
前日の電話で聞いたのだが、100人以上はいる。
DCF_2824
(スタートを待つ10㎞の人たち)
待っていると、ある年配のランナーが
いかにも陸上選手というランナーに
「おーッイイ身体してるな。いくつだ?
 そうか、オレは73歳だ、昔青梅マラソンでは・・・」
と何のことはない自慢話が始まっている。
正直、皇居RUNはあまりやりたくなかった。
今や空前のランニングブーム。
ランニング、ジョギングのメッカであるここ皇居は
昼夜を問わず老若男女のランナーが走っている。
数年前のラジオで聞いたことがあるが、
その代償としてマナーが悪くなっているらしい。
ゴミは捨てるし、散らかし放題。
歩行者とのトラブルも絶えず、立て看板には
「この道はランニング専用道路ではありません
歩行者に十分配慮してください」の注意書きも。
昨年24時間マラソンを走った徳光さんも
皇居RUNで練習していると、
「おら~どけジジィ!」と脅かされたそうで、
皇居ランナーのモラルの低下を嘆いていた。
ではなぜ走ったか?
それは公式タイムが欲しかったから。
そして、時間が無く、この大会は他に比べて
参加費が安いからだ。
それもこれも、8月から受け付ける東京マラソンのため。
2年連続で落っこちている東京マラソン
エントリー時に入力するのが、レース記録。
もちろん今まで何も参加していない私は
記載したことがない。
やはりある程度の実績をアピールしなければ
不利ではないかと考えた。
そこで、とにかく5㎞でいいから参加して
遅くても入力できるタイムを獲得すべく参加した。
本当は春先に走りたっかたのだが、
今年の冬が寒く練習もほとんどしておらず、
いきなりぶっつけ本番はリスクも高いのでこの時期に。

9時30分に10㎞がスタートして
10分後にいよいよ5㎞の番。
位置にぞろぞろとつくものの、
パッと見20~30人程度か。
中には外人さんもいる。
しかし、来る時から感じていたのは
例の朝食がまだ胃に残っている感じで
満腹感が消えない。
「まずいな、やっぱりおにぎりにすれば・・・」
と思ってもしょうがない。
いつもは朝食前に走るので、
こんな満腹の状態で走るのは初めてだ。
「あと1分です」「30秒前」などと予告があり
笛の合図でスタートし、走り始める。

つづく