帰ってきた!いけちんのずれずれ草

12年間続いた、ずれずれ草が帰ってきた!

祭りの日の銭湯 (銭湯6)

体調はあまり優れない。
まぁ騙し騙し生活している感じ。
暑いんだか寒いんだか分からない昨今。
湿気も重なり自分でも何が何だか分からない。
季節に身体があってないのが
充分に分かる今日この頃。
ここ2、3週間のどが痛かったり
熱っぽかったり。

そんなこんなであまりブログも
更新が出来ずじまい。
しかし、ネタはいろいろある。
ちょっと時間はずれてしまうが、ご容赦のほど。
まずは、久しぶりの銭湯シリーズ。
先月初めのこと、結構暑い日だったと思うが
町屋の奥にある「新松の湯」に行く。
実は、ロクに調べもしないで
車で通った際、煙突らしきモノを発見。
ここに銭湯があるのか、と確信し
6月3日に向かった。
しかし、尋ねるとなんの変哲のない
古めのマンションのような建物。
確かに煙突のようなものがあるにはあるが、
銭湯ではない。
銭湯セットをかかえて路頭に迷う。
これは帰るしかないかなと思うと、
向こうに尾竹橋通りがありその向こうに
やはり煙突のようなものが見えた。
もう騙されないぞとばかりに、
恐る恐る行ってみると、
そこは立派な銭湯だった。
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新松の湯

見た目わかりにくく、
マンションにしか見えないが間違いなく銭湯。
入り口には屋号である立派な松が見える。
マンションに建て替えたのか、
それで「新」が付いているのだと思う。
この日は南千住にある素盞雄神社の祭り
天王祭があった。
旧地元の神田もそうだったが、
祭りが終わると銭湯券がもらえて汗を流す。
ここでは券がもらえるかどうか分からないが、
担ぎ手が銭湯に来るのは必須だ。
入ってから、こりゃ混んでるかな?
まずいところへ来ちまったなと思った。
中にはいると、脱衣所には御輿会の兄さん連中が
丁度上がったところだった。
確かに脱衣所では混んではいるが、
浴場を見るとそんなには混んでなかった。
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中にはいると、それほど広くはないような銭湯。
日付が変なのはあまりにも間が空いたため(今日書いた)
日付を間違えてしまった。
だから中もあまり信憑性がないかも・・・
浴槽に入るとするが、
一番左のブクブク(だった思うが)の風呂が
エライ熱い。ものすごく熱い。とんでもなく熱い。
熱めの風呂が好きな私だが、
肩まではいるものの10秒と我慢できない。
隣の浴槽はまぁまぁの熱さ。
そして、その隣の角にあるまぁるい浴槽は
矢印のように回転するような向きにジェットが付いていて
しっかり入ってないと身体がグルグル回ってしまう。
こんな風呂初めて見た。
もう一つはちょっと出っぱっている小さな風呂。
ここまで来るとどういうわけか熱くはない。
とにかく最初に風呂がとてつもなく熱い。

そんなこんなで身体を洗っていると、
何人か客がいたのだが、
確かに祭りの日と言うこともあって
子供が何人かいた。その中の1人
10歳くらいの男の子が私にニコニコしながら、
「ねぇあそこの風呂入ってみてよ」
「さっき入ったよ」
「熱くなかった?」
「熱かったよ」
「もう一回入ってよ」
などと、熱湯風呂に入る姿を見たがっている。
なんかかわいらしい感じだ。
どうも1人で来たらしく、他の子供とは
一線を画していた。
「今日頭洗うヤツ持ってこなかったんだ」
「シャンプーか?じゃ貸してやるよ」
期待してなかったが、きちんとお礼を言い(エライね)
隣で借りたシャンプーで頭を洗い始める。
洗い終わると
「石けんも忘れてきたんだ」
お前は何しに来たんだ!
「じゃぁ貸してやる」と言うしかない。
でも終始ニコニコして楽しそうだ。
やはり普段からあまり銭湯には来てない様子で、
開放感のある銭湯に魅了されているようだ。
すると、20代の若い兄ちゃん2人が
団体の子供たちを引き連れ大挙押し寄せてきた。
おそらく子供御輿の世話役だろうか?
それがうるさいのなんの。
特にあの熱湯風呂にもう大騒ぎ。
回転風呂もテーマパークの乗り物状態。
さっきの少年は気づいたら団体に混じって
やはりニコニコしながら遊んでいた。
脱衣所に戻り帰り支度をしていると、
フロントからおばちゃんがやってきて
あの熱湯風呂に水を入れている団体を注意。
「水入れるとおこられるよー。んーもー騒がしいんだから!」
騒がしいのは分かるが、
あれは水で埋めなきゃ誰も入れないぞ。

祭りの特定日であったが、
子供たちがぜひぜひ銭湯に回帰してくれることを望む。
ちゃんと石けん持って来てね。