帰ってきた!いけちんのずれずれ草

12年間続いた、ずれずれ草が帰ってきた!

古~墳 2

ムワッとした空気の駐車場で、
ちょっと離れたところに自販機があった。
しかし、古墳への方角とは違うので
少々のどが渇いていたが公園内にもあるだろうと
軽く考え、先を急ぐ事に。
まず最初に向かったのは、丸墓山古墳。
しかし、行けども行けども自販機はない。
ただのだだっ広い公園で、
地面の芝、土の照り返しもきつい。
エライ暑さだ。
当然といえば当然だが、公園には私以外ほとんどいない。
木陰があるところは木陰に沿って歩くも
汗が噴き出してくる。
あぁ、あそこで飲み物を買えば良かった・・・
と言っても後の祭り。

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丸墓山古墳に続く並木道(石田堤)

何とか最初の古墳、丸山墓に到着。
日本の古墳は前方後円墳が主流だが
ここは円墳。方がない。
大体、案内板にもあるが埋葬が確認されてない。
確認されてないと言うより、
確認してないだけかもしれない。
墓荒らしではないけど、
発掘調査くらいドンドンやればいいと思う。
何のための古墳か。
それこそ土を盛っただけの小高い山を
どういった内容か分からず眺めるだけになってしまう。
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見るだけかと思ったら、
これと隣にある稲荷山の古墳は登ることができる。
早速登るも、結構高い。
この暑さには生命の危険を感じる高さだ。
上下の画像の案内板にもあるが19mもある。
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ここはのぼうの城忍城攻めの時に
石田三成が陣を敷いたところらしい。
水攻めで攻略を謀っただけあって高い場所だ。
しかし、陣を敷くにはちょっと物足りない広さ。
2万人と言われる忍城攻めに
この本陣で大丈夫だったのか?
まぁ結果失敗したけど。
水攻めの際に荒川と利根川から水を引き込んで
忍城を水没させようとしたわけだが、
その際に堤防を築いた名残がこの古墳に続く
並木道が石田堤であるそうな。
今となってはこんな低い堤で大丈夫?
と思われるが、当時はそこそこ高さがあったのだろう。
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丸山墓古墳より忍城を望む
ここから三成は忍城を眺めたと思うが、
結構近く感じる。
風景は変われど、この距離感は三成の見たままだ。
そんな感慨にふけようとするも、
暑さと時間が現実に引き戻す。
この頂上には桜があり、
春には絶好の花見スポットだろう。
登ってきた反対側に降り口があり、
いよいよ、鉄拳じゃなくて鉄剣が出てきた
稲荷山古墳へと向かう。

つづく