帰ってきた!いけちんのずれずれ草

12年間続いた、ずれずれ草が帰ってきた!

週末ホビー 4

尾久の車両基地を後にし、
時間はお昼ちょっと前。
次に向かうは映画。
先週からやっている「のぼうの城
黄金を抱いて翔べ」のどちらかを見に行く。
一旦家に戻ってクルマに乗り
近くのアリオのシネコンへ向かった。
調べると「のぼう」は2時間半ほどの作品。
時間的にも「黄金」が早く見られるので
「のぼう」は次の機会に。
「黄金」は高村薫のデビュー作。
銀行の金塊を強奪する話で、
今になって映画化って・・・という感覚だが
前評判は良かったので期待。
今まで高村作品の映画化は
ことごとく失敗しているのでちょっと不安もあった。
で、見た感じは・・・
期待したのがいけなかった。
それでも肯定的に捉えたいが、
暴力シーンが多すぎでもう少し
感情面や心理面を描いて欲しかった。
多すぎたせいか見ていて疲れる。
時計を見ながら「え、まだこんな時間?」
もしかしたら「のぼう」より長く感じたかも。
それに、ちょっとネタバレだが
最後の金庫ってちょっとチャちい。
とても金塊を入れておく金庫には見えない。
金庫室というイメージだったのだが・・・
それでも肯定的に捉えたいのは、
高村ワールドは映像化できないと思っているが
一番好きな作品「レディー・ジョーカー」も
映画化しているが、評価はそりゃ良くなかった。
でも、よくあの作品を映像化したよな、という
挑戦に対する敬意からだ。
ただ、韓流はまったく興味なく、
誰が誰だかわからないが東方神起
チャンミンはかっこ良かった。
また韓国籍の女優中村ゆりさんもキレイで
存在感があって良かった。

さて、趣味の鉄と映画を堪能した
10日の土曜日も暮れ、
翌日の日曜は新しい趣味デビューの日だ。
自分の多趣味化はとどまるところを知らない。
ニューホビーは今更ながらの釣りだ。
釣りに対しては今まで少し距離を置いていたと思う。
それも、ウチのオヤジが
あまり釣りが好きではなかったことに影響する。
昔ウチの店で職人さんがいたが、
この人がものすごい釣り好きだった。
道具も凝っていて、器用だったから
自分で漆を塗った魚を入れる箱?を作ったり
それはそれはかなりのモンだった。
しかしオヤジとその人は
仲があまり良くなかったせいか、
オヤジの釣り嫌いはそこから来ているのかも知れない。
以前出かけた時、小田急線の電車から
相模川か酒匂川だったか鮎釣りの
釣り人が雨の中カッパを着て川の中に入って
興じている姿をみて
「いやぁご苦労なこったねぇ、
何が楽しいんだろう?」と、のたまわった。
どうも彼は夢中になっている人を
バカにする傾向があり、
自分もいろいろとやって来た趣味も
よく小バカにされたモンだ。
でも機会が無かったわけではない、
小学生の頃、その職人さんがある釣りの会で
子供向けに釣り教室があるというので誘われた。
楽しみにしていたら、事前に竿を貸してくれて
毎日伸ばしては閉じ、閉じては伸ばし
繰り返しいじっていた。
しかし、天候だか何だか忘れたが
行く2~3日前になって中止の連絡。
せっかくの竿も使わず返すことに。
その職人さん、まだ存命らしい。
御歳100歳。まさかまだ釣っているのかな?

それから月日が流れ、大学の時
アルバイト先の社員達に
その会社で夏の期間借り上げている下田の民宿に
2泊3日で誘われ海に行ったことがある。
その時社員の1人が堤防で釣りをしようと
朝早く起きて生まれて初めての釣りをした。
リールの特性も分からず、
糸が絡み放しのライントラブルばかりで
その社員にさんには迷惑を掛けた。
イソメだかのエサもさすがに最初は付けられず
お願いばかり。
最後には1,2回付けたような覚えが・・・
ほんの1時間程だったが、
シロギスとフグが釣れた。
「スゴイね」なんて言われたが
言われた通り、エサを付けてもらって
ただ海の中に放り込んだだけ。
でも、竿がピクピクッとした「引き」の感覚は
「なるほどこれが魅力かぁ」と納得させられた。

しかし、この歳になってなんでまた?
と言われそうだが、
理由はいくつかあるがその最たるモンは
「魚が食べたい」
普通に魚をスーパーで買えばいい話だが、
今までも食卓に魚が無かったわけではないが、
その主たるモンは肉である。
やはり調理のしやすさ値段も安いし、
子らも魚嫌いではないが、骨など食べにくく
あまり好きではなさそう。
私はもっと魚が食べたい。
肉より魚がすきだったけど、近年魚を食べる機会は
かっぱ寿司くら寿司くらいだ。
それじゃいけない、日本人は魚ッ喰いだ
こうなりゃ自ら釣りに行けば
趣味と実益が叶うと考えた次第。
いろいろ調べると簡単なサビキという方法で
釣るやり方もあったり、
竿も安いのから取りそろえてある。
(まぁそれなりらしいけど)
それに、釣場も今は海釣り施設なるモンもあり
手軽にレジャーを楽しめるようになっている。
よくよく調べるとイベントがあり、
親子釣り教室があった。
この歳で自分1人で行くのはさすがに抵抗がある。
親子と銘打っただけで救われる。
早速申し込み、私と子ら3人で
11日の日曜日に行ってきた。
BlogPaint

最初は座学。1時間程。
本やネットで調べた内容で、
ひと組に1本竿が支給されるが、
糸の結びもダイソーで買った糸で
練習していたせいかスムーズに行った、
と思ったらラインがリールに乗っていない。
どうもベイルを起こさずに
糸を出し結んだせいらしい。
(言われたとおり起こしたはずなんだけど・・・)
そう指摘した講師の先生は厳しい口調。
(結構こ、怖いな・・・)
釣りメーカーのダイワから派遣されているらしい。
ダイワから買うのはやめよう。
釣りは体育会か?
結んだその先はやはり初心者向けらしく
サビキの仕掛けが配られ、
いよいよ海釣りデビューだ。

つづく