大黒海釣り施設
竿とアミエサを持たされ桟橋へと向かう。
時間は午後１時３０分。
日曜日とあって結構な人出。
教室のイベントがあるので、
一部時間になったらどいてもらうらしい。
スミマセンね。
まずは仕掛けを糸に結ぶ。
「ここから」という所を引っ張ると
パサパサパサと針が出てくる。
次にアミエサをかごに入れて、
おもりを取り付ける。
そしていよいよベイルを起こし、
海中へドボン。
おもりが着底したら、少し巻き戻し
ちょっと揺らしてアミエサをばらまき、
あたりを待つ。その繰り返し。
この日は曇り、夕刻から雨が予想されているが
まだ降り出してはいない。
繰り返しやっていると３０分くらいか
隣の隣の組のお父さんがヒット。
リールを巻き上げて来ると
小さい鰯がかかった。
「第１号で～す。おめでとう～」なんて言われていたが、
鰯でも何でもいいからウチもつり上げたい思いが募る。
「何でもいいから最低４匹」（家族人数分）を合い言葉に
何とか粘るも、ウンともスンともいわない。
ただひたすらにエサを詰めてはドボンの繰り返し。
ウチの子はすっかりエサ入れが気に入ってしまった。
竿ではなく、エサをはなさなくなってしまった。
そんなことしていると、雨が降り出してきた。
用意したカッパを取り出すも、
周りはあきらめて帰る親子続出。
我々も帰ろうとするも
「え～、まだやる～」
手がかじかんでいるというのに
結構はまったようだ。
仕方がないので何とか粘る・・・
しかし、釣れない。まったく釣れない。
どういうわけか何にも釣れない。
この施設のホームページを見ているが、
毎日更新される釣果情報をチェックすると
ここ何日かあまりいい釣果が出ていない。
だから天気も悪いし寒し釣れないのも仕方がないかも。
すると隣の子が、
「今日もボウズかぁ」と言っていた。
どうも３回来ていて一回も釣れないらしい。
やはり昼下がりではなく、朝早い時間でないと
だめかもしれない。
一応４時半まではできるそうだが、
お昼もそこそこしか食べていないので
４時少し前にＧＩＶＥ ＵＰ！
約２時間ちょっといたが、
釣り教室全体で釣れたのは前述の鰯１匹のみ。
惨憺たる結果だ。
でも子らは面白かったと言い。「また来たい」。
海釣りではないが、としまえんや西武園で
夏のプールにニジマスやイワナなどを放流し
釣り堀をやっている。
それなら釣れるんじゃないだろうか。
あくまでも海の魚を食べたいが、
手軽にとしまえんもいいかもしれない。
とにもかくにも、ニューホビー「釣り」の
本格デビュー戦はほろ苦いモンになったが
まだ始まったばかり、
こうして釣れない時も、ああすれば。こうしたら。
などとと工夫しながらやるのも一つの楽しみなのだろう。
まずは道具を揃えることとする。
大変有意義な週末の趣味三昧だった。
〈この項終わり〉
