帰ってきた!いけちんのずれずれ草

12年間続いた、ずれずれ草が帰ってきた!

いつまでも

ショパン

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この前より紹介している
ピアニスト探偵岬洋介シリーズの最新作
「いつまでもショパン」を読んだ。
今回の舞台はポーランド
外国にまで飛び出して岬先生は活躍する。
初めて知ったのだが、ショパンって
ポーランドの人なんですって。
やはりここでも
あっしの音楽音痴(?)が露呈したわけだ。
5年に一度開催されるショパンコンクール
その舞台。
実際にあるコンクールらしく、
ピアノ弾きにとってはそれはそれは
凄い賞なのだそうだ。
日本人も過去には入賞を果たしている。
(ホントスミマセン)

今回の作品は終始と言っていい程
音楽描写のシーンがふんだんにある。
あっしにとっては苦痛にも近いが、
我慢して1行1行読んでいくと
なんの曲か浮かばないモノの
曲調というか、その曲の持つ意味みたいのが
伝わってくる感じがする。(たまにだけど・・・)
事件は爆弾テロあり、指が切られる猟奇殺人あり
ちょっと今までと違い凄惨な展開を見せるが、
全編を通じ前述の通り音楽描写が多いので
意外や和ませてくれている。
読んでいて、ショパンノクターンやら別れの曲やら
聞きながら読みたいと思った。
これも音楽の力か?

犯人は最後まで分からなかった。
音楽表現に集中せざるを得なく
それどころでは無かったかも知れない。
これも音楽の力か?
ただネタバレになるので
あまり詳しくは書けないが
戦闘シーンはいくらなんでも・・・
と言った感はある。

後半になって1作目2作目の出演者(?)も登場し、
なにやら集大成のような作品のニオイもするが、
ぜひぜひ続編を望む。