帰ってきた!いけちんのずれずれ草

12年間続いた、ずれずれ草が帰ってきた!

大阪スタイル?(銭湯11)

5月5日のこどもの日。
やはり下の子が
動物園に行きたいという。
それも上野ではなく
今年からやけに気に入っている
東武動物公園
今日行くと何と今年で3回目だ。
将来は動物関係の仕事に就くそうで
獣医にでもなる気か?
まぁ経済的に無理だけどね。
(ゴメンね)
高速は渋滞もなくスイスイ行けたのだが
着く直前でものすごい渋滞。
裏道に抜け、
何とかお百姓さんが土地を提供しての
臨時(?)駐車場へ。
しかし、入口でチケットを買うまで結構な列。
並ぶこと50分。
まるでジャングルクルーズだ。
入ったら入ったで当たり前だが
ものすごい人、人、人。
いつも空いていたイメージしかなかったので
油断していた。
ゴールデンウイークをナメていました。
結局2時間くらい一通り見て退却。

やはり帰ってから疲れを癒しぃ~の
銭湯へ出掛ける。
三河島近辺を続けるつもりで
以前も行ったことのある
雲翠泉へ。
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今やマイノリティな番台で湯銭を払い中へ。
ここは何と珍しく
湯船が浴場の真ん中に位置する。
普通奥の突き当たりにで~んと構えるモンだが、
ここは真ん中。
以前、“銭湯3”でご紹介したのと同じ。
大阪のお風呂屋は大体このスタイルらしい。
大阪万博を見に行った時。
当時おじさんが居た大阪のアパートにやっかいになり
そこで銭湯に行ったらしい。
あっしは覚えていないが
姉が湯船が丸くて真ん中にあったと記憶していた。
当時あっしは3歳。
月の石も見られず(8時間は並べない)
フィリピン館で迷子になった記憶しかない。
(これぞ20世紀少年)
それはともかく、東京で他にもあるのだろうか?
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銭湯画は富士山。
下手なイラストにもあるが、
平成20年8月20日 山梨 
そして早川のサイン。
銭湯画ペンキ絵師 早川利光画伯のサイン。
すでに鬼籍に入ったそうで
晩年の作品のようだ。
もう1人の巨匠中島師はまだまだ現役。
頑張ってほしい。
女湯にはとがった山の画が壁越し見えるが
よく分からない。
ググったらあっしよりよく調べたHPがあり
北海道の大沼・駒ヶ岳だそうだ。
まぁあっしの場合は取材ではなく、
ただの銭湯利用者で、わざわざ話を聞くつもりもない。

ここは浴槽だけでなく、男湯と女湯を隔てる壁全面に
立派なタイル画が4枚。
金閣寺や馬で川を渡っているような景色など
ちょっと剥げてしまっているところもあるが、
なかなかなモン。これだけでも一見の価値はあろう。
大竹画工場製 なる字が読めるが
他の銭湯でもここの作ったモノが見られないだろうか。

この日は5月5日こどもの日。
湯船には菖蒲が浮かび子連れのお父さんも2組居た。
先着何名かに飲みものサービス付き。
まだ幼稚園くらいの2人の兄弟が
嬉しそうにカルピスウォーターを飲んでいた。
3連続紋付きとはならなかったが、
こどもの日であっちの方は遠慮されたか?

もう一つの特記事項。
洗い場はカランのみ。
シャワーが付いてない。
シャワーありのカランと無いカランが併設する銭湯は
ままあるが、ここのカランにはシャワーが一つもない。
今時珍しい。
あっしにとってはあまりシャワーは使わず
ケロリン桶でザバザバ湯を頭から掛けるのが
醍醐味なのでまったく支障はないが、
女性にとってはちょっと不便ではなかろうか。
女湯くらいにはあるのだろうか?
とにかく時間が止まった感がある
珍しづくしの銭湯。
貴重な存在であることには間違いない。