帰ってきた!いけちんのずれずれ草

12年間続いた、ずれずれ草が帰ってきた!

麒麟の足跡をたどる 1

連休後半の5月4日
ウチの子らは以前にも書いたように
じゃりーずのコンサートを見に新横浜へ。
昼の部公演で13時開演らしいが、
グッズの販売が8時からあるらしい。
友人はどういうワケか始発に乗って
すでに現地入りで並んでいるそうだ。
負けじと7時には付き添いの奥さんと一緒に
出て行ってしまった。
奥さんはご苦労なことで、公演が終わるまで
時間をつぶすらしい。
寂しく1人残され
朝ドラ「あまちゃん」を見ながら朝飯を食べる。
(じぇじぇじぇ!)
まさかこんなに早く出掛けるとは
思っていなかったモンだから
何をしてイイやら。
さっそく釣りも考えたが、
釣り公園はおそらくもう並んでいるはずだ。
さてどうしたもんか・・・

どこへ行っても混んでいる連休。
昔いつだったか、連休のニュースで
大手町のオフィス街で家族連れが
レジャーシートを広げて
お弁当を食べているのが紹介されていた。
「なぜこちらで?」と万人の気持ちを代弁する問いかけに。
「人がいないところを探してたらここに来ました」とのこと。
今考えればやらせかな。
そんなことを思い出し、オフィス街に行けば
空いているはずだ。
日本橋のオフィス街を思い出し、
日本橋・・・
そう言えば昨年ブログでも紹介した
映画「麒麟の翼」に出てきた
日本橋七福神
IMG_1137

そこで阿部ちゃんや佐田啓二の息子の歩いた道を
歩いてみようと家を出た。
(まぁ実際には歩いてないだろうけど)

いろいろと七福神巡りを調べると、
この日本橋七福神、全部で8つある。
一個多いのだが、たまにこうした8つ巡りが
七福神巡りにはある。
何のことはない神様がダブっているだけの事。
まずは新日本橋駅からのスタートがいいみたいだが
ウチからは直接行かれないので
神田駅から歩くことに。
そこはあっしの生地、地元ながらもうすでにオフィス街。
想像通りほとんど人はいないに等しい。
清々しく歩も軽い。
まずは寳田恵比寿神社に向かう。
昭和通りを越え、路地に入ると
幟旗が立ち、「あれここかな?」と思うと
『於竹大日如来井戸跡』とある。
IMG_2505

見ると昔、山形から出てきた奉公人が
ものすごい人格者とのこと。
IMG_2504

地元に住んでいた身でありながら
ここは存じ上げなかった。
きっと今のあっしも見る人が見たら
同じように神仏に見られよう。

その先を歩いていくと
お目当ての神社が。
しかしもうすでに先客。
写真を撮ったり、お参りしている。
考えることは一緒か・・・
ちょっと待っていると済んだらしく
あっしの番。
お参りして写真を撮らせてもらった。
IMG_2508
寳田恵比寿神社(恵比寿)
しかしよく見るとコインパーキングに挟まれ
何とも肩身が狭そう。
何やら先客の2名がこちらを気にしている。
まだ何か写真を撮るのか、
それじゃぁと次の神社を目指す。

さすがはオフィス街。
本当に気持ちいいくらいに
誰もいない。
正確に言えば誰か歩いてはいるのだが
まったく気にならない。
ほどなく歩くと
2番目の椙森神社へ到着。
ここは、先ほどと違って結構なお宮だ。
確かここは映画でも出てきたような覚えがある。
IMG_2511
椙森神社(恵比寿)
ここも寳田と同じ恵比寿さんがいるそうな。
縁起がいいのはここが江戸時代
富くじが行われていた場所ということだ。
落語では大体千両富が当たることになっているが
ここでいろいろなドラマがあったのだろう。
それを伝える富塚がある。
IMG_2515
IMG_2516
ここにお参りしてロトセブンを買おう。

次に向かうは、笠間稲荷神社
この行程の中、一番距離がありそうな程離れている。
途中人形町通りか信号待ちをしていると
そこは日本橋堀留町
IMG_2517

なんか町の名にそそられる。
文字通り堀割がここで止まっていたから付いた地名だそうだ。
粋だね~。
ここ日本橋は昔からの地名が残ってイイ。
だからこんな交差点の表示でも結構興奮する。
(俺だけか・・・)
我が地元の神田須田町
ウチのあたりは本当は昔、連雀町と言っていた。
もう聞かないが、昔お年寄りと話していると
須田町の交差点近くに住んでいましたと言うと
連雀町かい?」なんて言ってくれる
ひとが居たモンだ。
三鷹にある連雀も元は神田の出らしい。
そう言えば吉祥寺も本郷の吉祥寺から来ている。


つづく