帰ってきた!いけちんのずれずれ草

12年間続いた、ずれずれ草が帰ってきた!

古~墳2013  〈3〉

古墳はすぐ隣だが、
大きいだけに5分は歩いたか。
何せ日陰もないこの真夏の日に
たった5分と言えどもかなりしんどい。
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ようやく到着するも
こちらは草刈りの作業員も親子もいない。
保渡田古墳群では一番最初に
建てられたらしいが、人気薄のようだ。
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確かに、最初にみた八幡塚古墳は
しっかり復元され出土した
埴輪のレプリカを周囲に置くなどの演出もあり、
かなり手が入った感じではある。
説明板を読むと、
こちらのコンセプトはあまり手を加えず
なるべく、そのままの状態をまま保っている演出らしい。
確かに八幡塚はキレイに復元され
古墳には往時の通り石で覆い尽くしていたが、
こちらは経年劣化?と言うわけではないが
草木が古墳を覆っている。
こちらは円墳の部分から先に登る。
そこには石棺の実物大だろうか写真が
ほぼ発掘した位置を示すように置かれている。
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残念ながら最初の八幡塚も
こちらの二子山もすでに盗掘にあっていて、
めぼしいものは無かったようだ。
浜の真砂はつきるとも・・・
いつの世も同じということか。
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円墳より方墳を見る。
草木が茂って足下をバッタが飛び交っていた。
八幡塚ほど高くないせいか
風の通りがいまいち悪く暑さがむわッと来る感じ。
早々に立ち去る。
水筒の氷も半分溶けかけているが、
まだまだ冷たい水が飲めて助かる。

保渡田古墳群のもう一つの薬師塚古墳は
少し離れている。というより博物館でも確認したが
あまり整備されてないようだ。
駐車場に戻り少し離れた薬師塚を目指す。
離れているといっても、
八幡塚古墳のちょっと奥だ。
さっきのひまわり迷路の脇を通って
この辺かなと言う感じで左に曲がる。
何かお寺を通ると、そこはぼっこりした丘のような
林がある。
地図からしてどう見てもこのあたり。
画像はないが、後から調べたら
お寺の境内が古墳になっている。
この寺の創始者は確信犯か?
お墓の上にお墓を建てる?
見学できるかどうか分からないが、
前方後円墳の様な容貌は
わずかながら確認できるモノの、
そこ(古墳)には何本もの立派な木々が生え、
うっそうとまではいわないまでも
ちょっとした林になっている。
何かむなしい限り。
一体全体いつからこんな姿に・・・
ちょっと残念な気分を引きずりながら帰途に。

昨年のような世紀の大発見
稲荷山古墳の鉄剣や
のぼうの城忍城といった
目玉商品はなく、インパクトはなかったが
未知なる過去の遺物に触れる機会は
少なからず興奮を覚える。

次は何処へ・・・

〈この項終わり〉