帰ってきた!いけちんのずれずれ草

12年間続いた、ずれずれ草が帰ってきた!

湯船に金魚 (銭湯23)

右ヒザの違和感で自粛していたRUN。
メンソレータムのラブをすり込んだり
せんねん灸をしたりしてきた。
まだ痛みとは言わないけど
違和感というか不安がまだある。
まるで阪神の西岡のようだ。
ただ、ラブをすり込んでから
すり込みのマッサージが良かったのか、
少しはいい感じになってきた。
あまり間が空くとあとから大変なので
短くてもイイから久しぶりに
昨日の日曜日走ってみた。
するってぇと、久しぶりなのに
いい感じで走れている。
ゆっくりでいいからと
力を抜いて走ったせいだろうか?
3㎞でやめようと思ったが、
あまりに調子が良かったので
普段と同じ約5㎞を走りきった。
途中バテることなく
タイムもまぁまぁというか悪くはない。
ヒザも痛みはなく、いきなり期待もしなかったのに
大団円となった。

それはともかく、RUNといえば銭湯でのリフレッシュだ。
先に紹介したNHKでやった談志のドラマの中に
談志が湯に入りながらこんな台詞があった。
「銭湯は裏切らねぇ~」
イイ言葉だ。名言だ。
まぁあっしも言ったことはあるけど・・・
荒川区の銭湯を巡るシリーズその23。
今回は都電通東尾久三丁目から
路地を少し入ったところにある大門湯。
IMG_4088

造りは見て通り昔ながらの銭湯。
植栽が暴力的なまでに生い茂っている。
煙突もやや短めで高い建物が
あまり無かった頃からの古さが伺える。
入口も本当に昔ながら、
松竹錠の下足を利用し、引き戸を開ければ
そこは番台。フロント形式ではない。
脱衣所の床は当たり前だが板張り。
今回気づいたが、ニスのツヤがキレイだ。
よくよく見ればスミまでキレイで
チリ一つ落ちていない。
ちゃんとしている感たっぷり。
IMG_4089
浴場に入ると正面には山がない銭湯画。
渓谷の様子が描かれ正直インパクトがないが、
脇に“大歩危“の文字と早川師のサイン。
大歩危ってあの四国の渓谷か?
何か地味ながらその珍しさに湯に入りながら
ちょっと釘付けになってしまった。
しかし、結構剥げているところも目立ち
もう5年以上は経っている雰囲気。
書き換えはしないか・・・。
浴槽だが、初めて見ただろう、
底にはタイル画で金魚が描かれてある。
それが見事にキレイで
湯面がブクブクのバイブラバスで
揺れているせいか、湯船で泳いでいるかのようだ。
湯は金魚風呂が熱めで、他はまぁまぁ。
カランの湯はぬるかった。
女湯との壁もモザイクタイル。
あの洋風なアルプスの湖畔のやつ。
やっぱりご丁寧に教会まで描いてある。
ここらにゃ似合わないこと請け合い。
お客も5時過ぎで10人弱。
まぁまぁの入りといったところ。
路地裏にある昔ながらの銭湯。
金魚銭湯は裏切らねぇ。