良かった、本当に良かった。
星野にとっても、
中日、阪神でリーグ優勝しても
日本一にはなれなかったから
本当に良かった。
星野の奥さんが亡くなるとき、
参謀役のこれも今は亡き島野コーチに
「星野を日本一にしてやって下さい」と
お願いしたそうだ。
丁度10年前の2003年。
ぶっちぎりで星野阪神がリーグ優勝したものの
ダイエーに3勝4敗で叶わなかった。
ウチに飾ってある星野阪神の胴上げ写真
（あの年は本当に強かった）
島野コーチは居ないけど、
昨日は奥さんの悲願がやっと叶った瞬間だった。
インタビューで自身初の日本一に
「そんな事はどうでもいい」なんて言ってたけど、
そんな奥さんの逸話を思い出しながら
日本一の胴上げを見させてもらった。
あのプロ野球改革元年といわれた年に
新規参入して以来９年目での日本一。
しかしこのチーム、新規参入と言いながら
ついには日本一になることなく消滅した
近鉄バファローズの受け皿になった球団。
言ってしまえば近鉄のDNAが流れているのだから
そういう意味でも本当に良かった。
この優勝は東北のためにも
相当意義深いものだ。
復興がこれで加速するとは思わないが、
なんと言っても被災者のみなさんは勿論、
全東北のメンタル部分や
アイデンティティーに強く残ることは間違いない。
空気の読めない、
名前を言ってはいけないあの球団の
能天気監督もこの事にやっと気づいたらしい。
あっしにとっても
最後の最後でやっと溜飲を下げることができた。
やっと、やっと、やっと
駆逐できたッ！
まーくんはホンにカッコいい。
神様仏様田中様なんてメッセージボードも
中継で見えたけど、
あっしからすると、
さしずめ「進撃の●人」で言えば
無敵のリヴァイ兵長のようだ。
するってぇと、星野はエルヴィン隊長か。
まぁホンにしつこい虚人を
駆逐してくれたんだから。
国民的英雄と言ってもいい。
ありがとう。
最近つまらねぇ事ばかりだなぁと
思っていたけど、まぁ良かった。
来年こそはウチのチームが
てっぺんを獲りたいもんだ。
