帰ってきた!いけちんのずれずれ草

12年間続いた、ずれずれ草が帰ってきた!

年に一度の (銭湯26)

朝湯だ

正月の楽しみは2日の朝にやっている
銭湯の朝湯。
普段は高いなぁ~と思っている450円の湯銭も、
早朝からお風呂に入れて、
お土産(石鹸1個だけど)まで貰えるこの日は
贅沢とさえ感じる。
立派な負け組根性なのだろうか?

荒川区の銭湯を巡るシリーズ。
今回は、1月2日の朝湯に行ってきた。
駅伝の花の2区鶴見中継所をちょっと見てから
目指すは町屋4丁目にある
マンション銭湯の「タイムリゾート」
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銭湯らしからぬ屋号だが。
おそらく荒川区いや都内でも
一番キレイな銭湯ではなかろうか。
町屋といっても町屋の駅前から
かなり歩かなければならず、
ここの住所が町屋というのにちょっと驚いた。
町屋でもはずれの方、感覚的には東尾久。
以前にも来たことがあるけど
ここにはみんなのアイドル看板犬がお出迎えする。
無題1
帰りにもおばあちゃんから挨拶を受けていた。

中にはいるとすぐにフロントがあり湯銭を払うと
「良かったらどうぞお持ち下さい」と
おばちゃんが箱に入った石鹸を勧める。
そこのフロントはソファーも揃って
テレビも見られる。
勿論映っているのは箱根駅伝
丁度山梨学院の途中棄権が伝えられていた。
いや~びっくりした。
気を取り直して浴場へ。
IMG_0019
いつこの建物になったか知らないけど
新しくて気持ちがいい。
それに見ての通り(いつも下手でスミマセン)
バラエティ豊かに様々な湯が用意されている。
最初は座風呂に入り、露天風呂エリアへ
露天風呂としっかり書いてあるものの
しっかり屋根がある。
窓は高い天井にある湿気取りだけ。
露天風呂とは名ばかり。
『(イメージ)』と表示して欲しい。
岩風呂の薬湯がそのイメージなのだろうか?
サウナもあるが別料金。
ラドン湯が気になるも人がいっぱい。
ちょっと待つことにする。
何しろ脱衣所のロッカーも結構埋まっていて
中の浴場も混んでいた。
カランもあっしが入った時は
3つ4つしか空いていなかったと思う。
さすが朝湯。
ご主人らしき人が浴場へ姿を見せると
常連客と思しき人が
「これが毎日だといいのにねぇ」と声をかけ、
ご主人は苦笑い。
こっちからすりゃ空いてる方がいいけど、
銭湯にとっては毎日こんなに客が入れば
言うことない。
お湯はカランにせよ浴槽にせよちょっとぬるめ。
この辺は人口も多く子供も結構いる。
万人向けの仕様なのかも知れない。
ようやっとラドンが空いたので入浴。
やはりぬるめだが、壁の蘊蓄にも書いてあったが
身体を芯から温め、汗が結構出るらしい。
確かに身体が温められてくるのを感じた。
この後上がるわけだが、
脱衣所でなかなか汗が引かなかった。

朝湯は普段の銭湯と違って
雰囲気が全然違う。
常連さんの挨拶があり、
会話があちこちに花が咲く。
いつもは見られない子供の姿も多い。
ある意味それが普通の姿なのだけど・・・
年イチながら
入ればちょっとそんな思いを馳せる朝湯だ。