帰ってきた!いけちんのずれずれ草

12年間続いた、ずれずれ草が帰ってきた!

ROAD TO TOKYO MARATHON 15 いけちんのいちばん長い日

映画「史上最大の作戦」の冒頭
フランスを占領していた
ドイツ軍の将軍ロンメル
ドーバー海峡に面するノルマンディ海岸でこう言う。
「連合軍(米英仏軍)は必ず来る。
 来てから24時間が勝敗の分かれ目だ。
 敵にとっても味方にとってもその24時間は
 一番長い日になるだろう」
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そして、ベートーベンの運命が流れる。
ちょっと解説など野暮ったいようだが、
一定の時間に長いも短いもない。
それでも一番長い日と言ったところが絶妙。
原題はTHE LONGEST DAY
タイトルに「いちばん」と仮名で書いたのは
8月15日の終戦を描いた
日本のいちばん長い日」のオマージュです。

2月23日は恐らくあっしにとって
ロンメルよろしく
一番長い日になるだろう。
人生の中で一番楽しい時間であると同時に
苦しい時間になるはずだ。
その日、朝5時に目が覚める。
目が覚め床から出る瞬間から
一大決心で着替えと
ストレッチをしていることだろう。
きっと都庁に向かう道すがら、
いろんなことを思い、
不安と後悔すら感じるなかで
準備をしている自分が想像できる。
それだけで半日分に値しよう。
他の人は知らんが、
あっしにとってこの日は間違いなく
自身の人生の中で歴史に刻まれる日だ。
気合いも入るし、プレッシャーも
っぱねー!

いろいろな人に出場を伝えてから
「頑張って」と言われるものの
必ず「大丈夫ですか?」と心配される。
応援よりも心配のほうが大きい。
「応援ありがとう」と言いたいところだが
「ご心配をお掛けして・・・」と
なぜかお詫びすることも多々。

それでも、タイムはともかく
完走はアクシデントがない限り自信はある。
(あくまでも目標は5時間ぎりだが・・・)
なぜなら、考えても見なさい、
ちょっとした早歩きで、時速6㎞。
制限時間が7時間だから、ちょうど42㎞。
早歩きで完走は出来る計算だ。
時速6㎞は1㎞あたり10分。
100mあたりで1分。
1mだと0.6秒のペース。
ね、出来る気がするでしょう。
しかし、いろいろな人から心配されると
不安が一層募る。

今度の日曜日は都知事選。
スタートの号砲を鳴らす人が決まる。
ユリウス・カエサル曰く
あっしにとっては、
"賽を投げる"奴を選ぶ選挙だ。
以前にも書いたが、
あっしが都庁前のスタートラインで
手を振る人は誰か?
差し詰め、カエサル流に言えば
スタート地点は"ルビコン川"になろう。
でも、登録した時点で
賽は投げ、ルビコンも渡っているンだけどね。

政策は二の次で手を振るに値する人を
あっしは選びたい。
しかし、有力候補者を見ても
東京の人がいないのが不満だ。
朝まで生テレビさんは福岡の人。
餃子の街さんは愛媛。
軍人幕僚長さんは福島。
元首相さんは東京生まれらしいけど、
ご承知の通り、クマもんのお殿様。
誰一人として江戸っ子はいない。
田舎モンの集まりである東京らしい。
調べると、ドクターは東京生まれ。
う~ん、まぁいいか。
スタートのピストルを鳴らし、
ジャンピングシューズ
追っかけてくれるのも悪くはない。
いちばん長い日の演出にはこれ以上のものはない。

いずれにせよ、あっしにとっては
いちばん長い日であり、史上最大の作戦である。