飯田橋駅のガードをくぐり九段方面へ進む。
走りは好調をキープ。
特に苦しくもなく、
レースに出ているというよりも
イベントに参加しているって感じで、
このあっしを飽きさせない!
これが東京マラソンなのか!?
5㎞過ぎたから、今ココ走ってますの
応援ナビもあっしの位置も特定されたかな?
などとそんなことを考える余裕も(まだ)あった。
九段の手前で左にきれ、突き当たりを右に行くと
専修大学前交差点。
我が生地、神田を走りに抜け、
もちろん縁遠くはないのだが、
神田にしては少し外れているのが残念。
共立学園を分け入って竹橋へと向かう。
ちょうどこんなオフィスビルばかりのところにイベントが。
なんだかわからないが、ヤングマンが聞こえてきて
それに合わせて踊っている。
「わ~い、えむ、しぃえー」のフレーズでは
あっしらランナーも、東條じゃなかった
西城秀樹ファンの「ちびまるこちゃん」の
お姉ちゃんばりにY・M・C・Aを画像のように
走りながら両腕をあげて形づくる。
ランナーもイベント人もみんな楽しそうだ。
(神田YMCAはなくなってしまったが・・・)
その先の左手にはこどもたちのチアリーディング。
みんなすごい!
だけどなんか、走ってるあっしらもイベントの人たちも
こう言っちゃ何だが、はっきり言って自己満足の世界だ。
ランナーにとっては応援はホンに嬉しく楽しいんだけど
イベントをほんの一瞬しか堪能できないんだから
仕方がない。
要はロクに見てない。(ゴメンね)
お互い自己満足に浸る以外ないのだ。
竹橋に出て、毎日新聞社前を走っていると
後ろからなにやらにぎやかな声。
ふと振り返ると上半身裸の
サーフボードにビーチサンダルの
格好いい兄ちゃんがあっしを追い抜かしていく。
背中には「味な店 なかちゃん よろしくね」とある。
どこにあるのか?
調べて行ってみたい。
どうやらランナー同士で声援を送っていたようだ。
追い抜かれる途中「がんばってください!」と
思わず声をかける。
気象庁前を過ぎ、左手には将門の首塚。
神田明神の神様に敬意を払って、
いよいよ皇居前の通りに出てきた。
ここは市民ランナー銀座だが、
今日という今日はさすがに走っている人は少ない。
ふと見るとどういうわけか、
スヌーピーの格好をした奴が走っている。
ちょっと画像では分かりにくいが
紛れもなくスヌーピーだ!
画像はないが、
このあと御成門の辺りで再度遭遇する。
推測だが、落選した腹いせに
同じコースをスヌーピーの姿で走っているのだろうか?
そうだとしたら・・・
走れ!スヌーピー!
がんばれ!スヌーピー!
完走メダルはお前にやろう!
ゴメン!やっぱりそれは無理。
やっぱり自己満足の世界だね。
(つづく)