花見は諦めたが、映画を観に行った。
気になっていた「白ゆき姫殺人事件」
湊かなえの作品。
「告白」のようにちょっと怖そうだが、
おんな同士のうわさ話が暴走する
ゴシップエンターテイメントという
ふれこみだが、犯人が誰なのか？
ものすごく気になっていた。
その作品を、もうひとつ気になっていた
コレド室町のシネコンで見ました。
ここは上品さを売りにして
革張りのプレミアムシートがあるスクリーンもあり、
巨大スクリーンのＴＣＸなるお部屋もあったりする。
さすが日本橋。
見ている人もなんか上品そうで、
いつもの西新井のアリオで見る
シネコンとはギャップが激しい。
案内するねーチャンもきれいめが多いような・・・
チケットを買って手持ち無沙汰なので
日本橋を散策。
午前のこの時間はまだいい天気で気持ちがよかった。
向かいにある三越に寄る。
このライオン像、今年で１００年と言う事だ。
そう言えばあっしも大学受験の時に
またがろうとしたっけ。
今年は１００周年が多いね～。
宝塚、東京駅、ライオン像。
１００年前ってすごかったんだ。
日本橋の脇の桜が見事だった。
何かイベントをやっているようで、
ここから、橋を渡った日本橋の交差点まで
車を止めている。
こりゃいいと思い、
橋の真ん中にある道路原標を撮影する。
マラソンでここを走りたいモンだ。
銀座からここを渡って、
あっしの生地神田須田町を通り、
そして“聖地”秋葉原でオタク達の
冷ややかな視線を浴びながら
上野を通って浅草に向かった方が面白いと思うんだが・・・
まぁ道路を長時間寸断させてしまうんだから難しいか。
ライオン目線から見たコレド室町。
これって思い出した。
コレドの脇を入ったところは
ライカビルのあった場所だ。
日本橋のライカビルで分かる人は少ないかもしれないが、
下山事件の裏舞台？と言っていいのか？
亜細亜産業が入っていたビルだ。
初代国鉄総裁下山氏が三越に入って行ったのを最後に
轢断死体となって発見されたあの下山事件。
一説によると、このビルの亜細亜産業に
まず連れて行かれたのでは？ということだ。
同社は米諜報機関(キヤノン機関)と深いつながりを持っていた。
まさか、そこで映画を見るとは。
時間が来たのでコレドに戻って鑑賞。
感想は面白かった。
原作は読んでないので
どの程度脚色されているか分からんが、
見応えのある作品だった。
このネット社会、あっしはツイッターはやらないが
無責任な書き込みや噂ってホンに恐ろしい。
このブログも多少？だいぶ？盛っている時もあるけど
劇中、「人の記憶はねつ造される」という言葉に
妙に納得させられる。（怖いくらいに）
記憶だけでなく、「・・・こうなんじゃない？」という仮定が、
事実として認識される怖さったりゃありゃしない。
いろいろ聞いた中で、そう思うんだろうけど
誰か一人ウソを言ってたら・・・
その仮定が、いや事実が根底から崩される。
いやぁゾッとする。
あっしも気をつけないと。
