帰ってきた!いけちんのずれずれ草

12年間続いた、ずれずれ草が帰ってきた!

ザギンでローフー (銭湯29/番外編)

先日の土曜日、
最近の学校はゆとり教育からの脱却を図るため
月に何日か土曜授業がある。
もちろん昔同様半ドン(死語?)なのだが、
上の子は午後も部活で弁当持参。
下の子も午後から近所の祭りに友達と出掛けるという。
ウチの配偶者さんも仕事があり
この日は終日あっしだけ。
そろそろこうした孤立が東京マラソン時と同様に
多くなっていく事が予想される・・・

最近RUNのほうで気になっているのは
いつものA・B・Cと近所を走る3つのコースだが、
先日湾岸RUNをしたせいか、
近所だけではなくランニングコースがある公園で
いろいろ走ってみようかなと思っている。
例えば、代々木公園や砧公園、そう言えば神宮外苑もある。
皇居は前も書いたがあまり走りたくないが
たまには走ってみようかな。
そうしたちょっと違った雰囲気の中で走るのも
いいんじゃないかと考えていたので、
じゃぁそんな所でも行って走ってみるかと
用意をしていたら脚のスネの筋肉が痛い。
歩くんでも痛みがある。
ひどい痛みではないけど今日は無理かな。

仕方がないので、ぼーっとネットしてたり
DVDを見たりしていたら、
そうだ、懸案だった銀座の銭湯に行こうと思い立ち
用意して出掛ける事に。
ザギンでシースーならぬローフーだ!
しかし、銭湯の用意を持って電車には乗りたくない。
クルマを出すがいくら銀座でも銭湯入るにいい格好はできない。
そんなこんなで、いつも走るランニングスタイルで
銭湯セットを片手に持ち銀座へ突入する暴挙!?
だけど、クルマを出し、首都高に乗り、
駐車場にクルマを入れる銭湯ってもの凄いぜいたくだ。
450円の湯銭は変わらないが、カネかかってまっせ。
銀座には1丁目と8丁目にそれぞれ銭湯がある。
今日は新橋のより博品館劇場のウラにある
金春湯(こんぱるゆ)
IMG_0466
確か昨年9月にリニューアルのために休業していて
この3月に復活したようだった。
ビルの脇に入口があり、中をつーっと入ると
どっかで見たような ”わ” の文字。
もう、説明を要す事もないがOPENのサイン。
IMG_0469
入口が引き戸でガラガラではなく、なんとドア。
ノブを回し入場する。
すぐ番台があり、信じられない光景が。
そこはもの凄い客の数。
いままで銭湯をレポートしてきたが、
こんなに客がいたのは正月2日の朝湯を除けば初めて。
恐らく脱衣場、浴場併せて20人以上はいたと思う。
そのせいもあるだろうか、狭い。さすが銀座の銭湯。
荒川区でもこれくらい狭い銭湯はあっしが知る限り1つしか無い。
だけどリニューアルオープン間もないせいかキレイ。
ロッカーも新しく、普通の銭湯にはない百円を入れて利用し、
最後は返却されるプールのロッカーみたいだ。
しかし、ロッカーも一回りいや二回り程小さめ。これも銀座か。
IMG_0475
浴場に入るとまたまた驚く事に人は多いのだが
その半分以上は若い兄ちゃん。
いろいろ推察するに、近くの板さんやボーイさん連中か?
仕事始まりの前にひとっ風呂浴びるのか?
それともその逆で仕事がハネて、
その帰りにひとっ風呂浴びたのか?
年配の人ももちろんいた。
入口を見ていると「天*」と書かれた
天ぷらやの制服?作業着?
を着た職人らしきおじさんも入ってきた。
時間にして4時半頃。
夜の部の前にひとっ風呂ってところだろうか?
カランの湯はもの凄く熱い。
だけどピッカピカで気持ちがいい。
シャワーもあるがこれも銀色に光り輝いていい感じ。
古い銭湯ではよく見るとシャワーの吹き出し口が
緑色に君が代よろしく苔むしている事もある。カビか?
まぁ銭湯フリークに取っちゃそんな事は気にしないけど・・・
湯に入るとこっちは少しぬるく感じたがイイ湯加減。
銭湯画は中島師の赤富士この2月の作品だ。
赤富士に中腹から雲が横にたなびいている。
この作品どっかでもあったような・・・
女湯の富士山も壁越しに見られる。
湖だが海だかの向こうに富士がそびえる。
ここはタイル絵が有名。男湯にあるのは
湯船には緋鯉の絵。
女湯との壁には横長の池を描いたタイル。
手前にはカワセミが魚をくわえて飛んでいる。
リニューアルでもこれは残していたようだ。
konparuyu
(金春湯のHPよりいただかせてもらいました)
桶にも特徴があり、
黄色のプラスチック製だからケロリン桶と思いきや
何と、モモテツの文字で
ハドソンの蜂のロゴと社名が。
サブコピーには旅行・物件・双六とある。
こんなのはじめて見た!
(『モモテツ 桶』で画像検索すると見られます)

風呂を上がったのが午後5時くらい
もうお客は5人も居ない。まばらになった。
やはり開店前のひとっ風呂だったのか?
外に出て場違いなあっしの格好と銭湯セットで
すこしだけ銀ブラする。
中央通りは歩行者天国で都合がいい。
たまに、この人は何でこのカッコでいるの?
という顔をしたマダムもいたが
なんにつけ銀座というお土地柄ではあるが、
銭湯は人を公平に扱う。
繁盛しているので安心だが、ぜひ未来永劫残って欲しい。