ARAKAWAジャズの時に約束した通り、
二人の子らに楽器を買った。
上の子はテナーサックス。
下の子はトランペット。
買う前には家族会議。
「プロになれとは言わないが、一生の趣味として
やっていく覚悟はあるか？」
「１，２年後に埃をかぶって
お蔵入りみたいな事はないか？」確認。
下の子は中学に入り吹奏楽部をやっているところだから
ままイイとして。
特に上の子は高校に入って吹部はやってない。
この前見たＡＲＡＫＡＷＡ ＪＡＺＺを
来年やってみたいらしいから由とするか。
楽器というものは今更ながら
ピンきりで良ければ高く、悪けりゃ安い。
ある意味分かりやすい価格レベル。
あまりに安い通販品は買うつもりもないが、
そこそことなると・・・
いろいろ春から調べてはいたが
お茶の水のS楽器に行くと、
そこではオリジナルの楽器も売っている。
ほぼ大手のY社と同じ製法で作成していても
価格は抑えられている。
これなら、ちょっとした埋蔵金を原資に充て
先週の日曜日にお茶の水に買いに行った。
もっとも、上の子は２回。
下の子は友達と行ったのを含めると
５回以上お茶の水の楽器屋群に通い、
各店で試奏を繰り返した（お店の方スミマセン）。
２人の子らは大手Y社のものより
S楽器のオリジナルが吹きやすいし音が出ると言った。
何てイイ子たちなんだろう。
楽器屋が売ってるんだから間違いはないし、
もちろん１年間の保証もあるが
月に一回無料メンテナンスをやっているという。
まぁいずれにしても親としてはここまでだ。
テナーで言えばセルマーだのヤナギサワ、
ペットで言えばバックだのキヤノンボールだの
ぬかすんなら、あとは自分で買ってくれ。
後日早速吹いてみせる。
下の子のトランペットは
「試奏した時これで高い『ベ』？の音が出たんだ」といって
買ったが、なかなか出ない。
ホンに買って良かったのか分からんが
本人はいたって嬉しそう。
ペットは音が大きいので近所迷惑にならないように
ミュート（消音器）まで買った。（しかもデジタル）
顔を耳まで真っ赤にして『べ』を出すべく吹きまくる。
上の子のサックスはさすがに３年間サックスを吹き、
中３の１年間はもっとおっきい
バリトンサックスを吹いていたので、充分の音量。
ちょっと間が空いているとは言え勘を取り戻すに
時間はかからなそう。
下の子曰く
「ペットは難しく、サックスはリコーダーと同じで誰でも吹ける」
上の子は「お前が下手なだけ」と応酬。
吹奏楽お決まりの金管ｖｓ木管の戦いが
我が家でも幕を開けた。
しかし、下の子も一部のフレーズだけなら
暗譜ですらっと吹く事が出来る。
この４月から始めたばかりなのに
親バカみたいだがあっしは感動した。
いろいろな夢があっしにはあるが、
もう一つ夢が加わった。
あっしの葬式には子らの演奏で送って欲しい。
そう言ったら、「何の曲がイイ？」と聞いてきたんで。
「そうだな、パイレーツオブカリビアンと千本桜がいいな」
と言うと。「じゃぁ、練習しよう」
って、何も今練習しなくても・・・
