帰ってきた!いけちんのずれずれ草

12年間続いた、ずれずれ草が帰ってきた!

野球映画3題

年明け前から今月にかけて
野球の映画が3つも公開される。
オフシーズンだからなのか特に感動的な映画が多い。

その前に、ちょいっと昔の野球映画を振り返る。
ライアンの娘テイタム・オニールが主演した
「がんばれベアーズ」は良かった。
bear
アメリカでは日本の軟式ボールなんて
ヤワなものはなく、
硬式球でガンガンやっているのに驚いた記憶がある。
しかもテイタムのような女の子がねぇ。
ついでに言えばベアーズの2作目も非常に良かった。
少し前には名作と言っていいだろう
「フィールドオブドリーム」
fi-rudo

野球の映画はなんにしても感動モノ。
サッカーと言えば「少林サッカー」とか・・・
まぁいいか。

話は戻るが、今やってるのが
バンクーバーの朝日
bannku-ba-
妻夫木クンやじゃりーずの
極悪球団のファンである亀梨クンも出ている。
戦前~戦中の実際にあった
カナダの日系人野球チームの話らしい。
予告を見るに、バントと盗塁で
屈強な白人に立ち向う、
今の日本野球と同じスモールベースボールっぽい。
弱くても勝てます。
野球はパワーだけではない。
日本人のお得意な 『技』 の世界観だ。
しかし、今やお家芸の相撲や柔道は
柔よく剛を制すどころか、
外国人のパワーの前に為す術もない・・・

二つ目は、あっしも知らなかったが
マスターズ甲子園の映画
アゲイン28年目の甲子園
アゲイン
甲子園を目指していたオジさん達の大会があるとは
知らなかった。
それはそれでスゴイことだなぁと思う。
近年、延長戦に物議を醸し、
タイブレーク制導入などワケの分からん
仕組みを作る動きがあるが、
甲子園はもう、というか
以前よりクラブ活動の一環ではない。
国民的行事なのだ。
NHKが延長までして放送しているじゃないか。
今更なにをかいわんや。
だから、こうしたOBらの大会が成立している。
プロ野球OBのマスターズリーグ
どうしちゃったんだろう?

最後はこれも甲子園の話。
KANO1931海の向こうの甲子園
Kano2
台湾の映画だけど、台詞のほとんどは日本語らしい。
あっしも知らなかったけど、
戦前、日本の統治時代の台湾で
台湾代表として甲子園に出場し
驚いた事に準優勝までした学校の話。
ちなみに優勝したのは当時の中京商
決勝で負けたけど大したモンだ。


野球はやっぱりイイね。
以前にも書いたが、
キング・オブ・スポーツだと思っている。
ルール的には不完全な部分もあるが
頭も身体も使って、様々な戦略を立て
強豪チームにも勝つ事が出来る。
また、1球1球がそれぞれのプレーとして
儀式的にきっちり行われるのは、
団体競技のように見えて実は投手と打者
1対1の個人的競技なのだ。
だから武士道があるこの国に受け入れられたと思う。
サッカーのようにダラダラと言っては失礼だが、
プレーが時間と共に流れる競技とはレベルが違う。
それだけにドラマ感が強く、
人生を投影しやすくなっているのではないか。
だからこんなに映画になっているんだろう。
3つとも見に行きたいが、行かれるかな?