何が終わったって、落語の話。
志ん朝、談志がいってしまい、
もう半ば引退してしまった状態なので
もう聞く事は出来ないと諦めてはいたけど
ここへ来て米朝が亡くなってしまった。
落語を聞き始めた頃、
圓生がすぐに亡くなり名実共に
志ん朝しか頭になくなってしまったけど、
上方ながら米朝の上品な語り口の落語は
引き込まれたもんだ。
近年、北朝鮮で何かあった時、
よく見出しで米朝会談とか米朝合意なんて見ると
桂米朝師匠が何の会議だろう？何を合意したんだ？
と、本気で勘違いするくらいあっしにとっては近い存在だった。
東京ではライブでもメディアでも
聞く機会はなかなか無かったけど、
むか～し、土曜朝のワイドショー
「ハイ、土曜日です」の司会を米朝師がやっていた。
関テレの制作だが全国放送で東京でも見られた。
お正月だけだったのだろうか、ある年の正月に
たっぷり米朝師の落語がやっていたのが
初めての米朝体験だったと思う。
確か「鹿政談」だったか結構たっぷりの時間をかけて
生で放送していたのが思い出される。
恐らくそれで米朝ファンになってしまったと思う。
上方落語を復興した功績がある師匠だが、
もう一人すでに鬼籍入りしているが、
松鶴さんと二人でなんとか漫才に圧される落語を
盛り返したと聞く。
存命ではあったが闘病も長く、
歳も歳だから、もう聞く事は叶わずとわかっていたが、
こうして亡くなってしまうとホンに残念だ。
ああ、もう本当に小朝に期待するしかないのか・・・
また極楽亭に行く楽しみが増えただけだ。
