帰ってきた!いけちんのずれずれ草

12年間続いた、ずれずれ草が帰ってきた!

あと30年で・・・

もうひと月くらい前か、
朝いつものラジオで木曜に登場する
気さくな東大名誉教授の先生の話を
楽しみにしているのだが。
その先生があと30年後の世界、
2045年問題という話をしていた。
それは、その頃になるとコンピュータが自分で
プログラミングをするようになり、
より良いシステムを勝手に構築し、
人間がコンピュータに
支配されてしまう世界が来てしまうというのだ。
人類滅亡とまで言う人もいる。
実際にそうした人工知能は加速しながら進み、
一方ではそれをやめようという提唱もあるらしい。
あの車イスのホーキンス博士も
「高度な人工知能は、
様々な貢献をもたらす可能性があるものの
人類にとっては最悪の驚異となりうる」
とまで言っているそうだ。
俄に信じがたいが現実味を帯びてきた。
画像 002
(ペッパー。コイツに支配されるのか・・・)

先生は結果として4つの可能性を紹介。
1.もう、愚かな人間には任せられないとして
  完全に世界を支配する。(最悪かな?)
2.人間は肉体をなくして、
  意識だけがコンピュータの中で生きる。
  (よくわかんない)
3.今と変わらず、コンピュータは
  人間を手助けするツールのまま。
  (イイじゃない)
4.開発にはコストがかなりかかるので
  実現しない。
  (結構な費用がかかるそうだ)
先生も言っていたが、
チェスも将棋もコンピュータが人を負かせている。
先日も将棋電王戦ファイナルがあったけど、
そこでは、初めて棋士達の勝ち越しで終わった。
denou-final_05-01
(ソフトの棋譜を実際に打つ、電王手さん。
ちゃんとアームでお辞儀をするのがカワイイ。)
ソフトの弱点をついて僅か21手で投了した。
何とも後味が悪い結末だったが、
一矢を報いてちょっとホッとしたけど
相手の開発者の態度はいただけなかったね。
まだ、穴があるコンピュータだが
いずれは支配されてしまうのか?
コンセントを抜けばいいとか、
ぶっ壊せばいいとか思いつくバカもいるかも知れないが、
そう言う奴はきっと、そう思う前に
意味も分からずコンピュータに抹殺されるのだろう。
あと30年後は生きてるかどうか分からんが
きっと、大した年寄りにはなってないので
真っ先に排除されてしまうのかも・・・
大体、コンピュータ化は間違いなく今以上に進むんだから
雇用というか、仕事も劇的に減ってくるだろう。
本当に豊かになるんか?

今年は映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」で
未来の時代に行った2015年。
マーティとドクが居た1985年から30年経った。
あの奇跡の阪神優勝から30年。
まさしく時代の節目だったんだ(笑)。
それはともかく、
映画ではご存じのようにクルマが宙を飛び、
スケボーも浮いていた。
しかし、残念ながら実現していない。
便利で豊かになるのはいいけど・・・

恐竜が絶滅したのは
隕石だの環境変化だの諸説色々あるが、
そうした天変地異なら納得は行くが、
まさか自らが開発したコンピュータで
支配されるというか滅亡するとは・・・
やっぱり愚かなんだな。