帰ってきた!いけちんのずれずれ草

12年間続いた、ずれずれ草が帰ってきた!

7年ぶりのKARUIZAWA 中編・カブトムシ

軽井沢の続き。
が、突然話は変わるが
ギリシャの借金2,000億円。
国立競技場が2,500億円。
東京オリンピックってスッゲー!

仕事も終わり、業務地を後にする。
途中、久しぶりなんで何か見るか、
アウトレットでも行こうかと思っていたが、
クルマを走らせるとすぐに、
軽井沢駅という表示に矢印があった。
何のことだかよく分からない。
こんなところに駅? 道の駅?
矢印に引き寄せられるように
右に曲がる。
そこには、確かに駅らしきものありけり。
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もちろん、見るからに復元されたと思しき建物。
駅舎に入ってみると、「草軽鉄道」という紹介に
かすかに昔、なんかの本で読んだ覚えがある。
その鉄道名と軽便鉄道というのが係り結びのように
セットになっていた。
軽便(けいべん)鉄道というのは、
レール幅が極端に狭い鉄道の事を指す。
世界的に普及しているレール間の幅、
標準軌というが、1435㎜。
それより広いと広軌、狭いと狭軌という。
新幹線は標準軌で、
JRの在来線等日本の多くは1067㎜の狭軌
その1067㎜より狭いのを軽便鉄道というらしい。

肝心の路線だが、昔々軽井沢~草津間に鉄道があった。
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費用も安く、維持費にもあまり金がかからない
軽便鉄道で構築され、大正期より
昭和37年(1962年)まで営業していたそうだ。
当初は蒸気機関車だったようだが、
途中から電化され「草軽電気鉄道」と社名も変わったようだ
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車両を引っ張っていたデキ12
通称「カブトムシ」。(aikoさ~ん)
しかし、営業速度15㎞ってあっしのRUNよりは早いけど
鉄道としたらかなり遅い。
実際に、軽井沢~草津間を3時間かけて運行したそうだ。
確かにこの辺の道は大体頭に入っているが、
とにかく勾配がきついでしょ。そりゃ時間はかかる。
しかし、今考えると超リゾート地である軽井沢と
日本有数の温泉地草津を結ぶ鉄道なんてちょっと夢のようだ。
鉄道は無くなったが、会社は「草軽交通」として
バスを中心に運営している。
そのHPで見たけど、「カブトムシ」は軽井沢駅の隣に
保存されているそうだ。見に行きゃ良かった。
上の画像で駅舎の隣にある「カブトムシ」は偽物。

今あったらこの鉄道ブームだ、
高原を走るミニ鉄道とかいって
もの凄く人気が出ただろうに。

(つづく)