ついに梅雨明けだそうで、暑くなってきた。
夏のランニングというのは大変じゃ無いの？
と、よく言われるが、
あっしはあったかい時期からRUNを始めたので、
暑い時期もそれほど苦にしない。
汗をいっぱい出した後のシャワーは気持ちいい。
むしろ寒い時期はRUNのオンシーズンのように
言われると、苦笑するしかない。
何せ、ウエアに着替えてから、寒さで躊躇する事あまた。
しかし、気温が30度を越えるとさすがに辛く
汗をかくのが良くても、生命の危険も感じる。
だから、陽が上に上がる前の早朝に走らざるを得ない。
ところで、先日の軽井沢レポートにもあったが、
あさま山荘に行ったせいか(行かれはしなかったが)、
最近は昔の学生運動の事をyoutubeでよく見ていた。
あさま山荘事件の2年前、
これも全国の目を本郷に釘付けにした
東大安田講堂事件も気になり始めたところだ。
それこそ先日の浅草RUNのような、
見物しながら、観光しながら時間を気にせず
ランニングするのを「マラニック」と言う。
マラソンとピクニックを併せた造語。
暑く苦しいこの時期も見物しながら
気を紛らわせ、そこそこ走れば少しは楽しく走れそうな気が。
そこで、マラニック第２弾として、東大RUNを敢行。
目標は安田講堂！
海の日の午前7時、早朝とは言いづらく、
気温も上がり、28度とラジオが言ってる。
そんな中だが、東大目指して西日暮里の駅をスタート。
東大入学者全国一の開成学園前を通り、
まずは根津の日医大を目指す。
左に根津神社、右に日医の病院を見ながら
本郷台地の坂を登る。上った先をに左に曲がれば
目的地ではないが、東大の弥生キャンパスの脇だ。
ここは農学部だったっけ。
本郷通りに出るとあと少しで東大正門。
結構ここまででバテた。汗も半端ない。
しかし、東大に行くって思ったはイイが
走るためだけに入らせてくれるのか？
今更ながらちょっと不安がよぎる。
ええ～い、ままよ～と思いながら
東大正門をまかり通る。
門の脇には警備員。全くのスルー。
こっちはお構いなしに先へ進む。
もし止められたら、
「東大病院にお見舞いに来た」とでも
言おうかと思っていた。
見れば東大関係者とは程遠い
犬の散歩や同じくランナーの姿ばかり。
来たぞ東大。
大学のシンボルにもなっている
銀杏並木の先には安田講堂。
ここに来たのは何十年振りだろうか？
近所の幼なじみと東大グランドの隅っこで
何回か野球をやった思い出がある。
その時ここの前で休んだ記憶が・・・
入ってすぐには工学部の列品館。
事件の時、安田講堂だけではなくいくつかの建物を
学生達は占拠。
機動隊により２～３の建物の封鎖はすぐに解除になったが
この列品館はほぼ丸一日抵抗を続けて陥落。
安田講堂にいたっては丸２日かかった。
近づいてみると意外と小さく感じる。
いろんな映像、画像で見ると
よく安田城とか、城攻めとかいうけど、
これくらいの建物で・・・という感覚にも陥る。
まぁ当時の学生さんの抵抗がよほどすごかったんだろう。
確かに近づくと石の部分がかなり劣化している。
傷もたくさんあるし、黒っぽいところは
火炎瓶による焦げあとか？
これはもう、戦争惨禍、傷跡だ。
しかし、時計台からのアジ演説。
時計台放送とやらを聞いてみたかったな。
（つづく）
